和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

リッチなUIって必要?

モダンブラウザの時代。CSS3やHTML5の恩恵により普通のWebサイトにもリッチなUIがふんだんに使われる時代になりました。でもそのリッチなUIは本当に必要なのか?というか本当にリッチなのかそれは?

2017-06-06 12:12:01
入力時間 / 17:14

リニューアルに激しく失敗した日本Hulu

Hulu日本がリニューアルで盛大にやらかしましたね。日本のHuluは運営が日本テレビなので、おそらくリニューアルは内製ではなく外注だと思うんですが、ちょっと荷が勝ってしまったのではないかしら。憶測だけど。

ということで、まー見れないとかHDCPとかもそうですけど、普通にサイトが使いづらくなりましたなHulu!上記の画像で示した点もそのひとつですが、マウスオーバーした際のうにょっと拡大するアレ、すげー邪魔くさい。拡大しなくていいのに拡大して押したいとこ押せないとかどんだけだよっ!

しかも今までは他の視聴者のレーティングとか見れたのに見れないし、検索よくつかうのに検索はクリックしないと検索窓でてこねーし、つかう人間のことあんま考えてないよねー。

なんのためのリッチなUIなのか

リッチ(上等)に見せたいためのUIなのか。それとも使い勝手がリッチ(上等)なUIなのか、どっちなんだ。本質的には当然後者だろう。まぁ実際に作り手がそうしたいというよりは、往々にしてクライアントやアホなプロデューサー・ディレクター・プランナーが「こうしましょう」的な思いつきで実装されてるんでしょうけどね。

使い勝手ありき

だと思うんですよWebサイトやWebサービスって。虚仮なんて不要でしょ。よく私はお客さんに「あなたがインターネットで情報を調べる時に、あぁこのWebサイトはリッチなUIでよくできているなぁ!って感じますか?」と、訪ねます。

多くの場合、Webサイトに対して抱く感情は「目的の情報がどこにあるかわからん」とかその程度。基本、普通の人は自分のWebサイト以外に興味なんて持ってないからね。求めている情報にたどり着けたか否かが一番大事なのは明白。

もちろん業種によっては最低限の信頼性や安心感なんかも大事ですけどね。でもいずれにしたって見づらかったり、使い勝手が悪かったら意味ないと思うんですよ、どれだけそれがオサレでも。

リッチなUIを実装したくて、結果として見づらい・重い・使いづらいサイト・サービスになるってのは本末転倒なんじゃないかなーと私は思います。私自身、あまりそういうサイトやサービスを良いと思わないので尚の事かもしれませんけどね。

とりあえずNetflixに乗り換えかなー。

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