和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

スーファミを隠された記憶

バイオリニストの高嶋ちさ子さんがお子さんの3DSをバキバキにした事がtwitter界隈で話題になってましたね。結構旧聞ですけれど。私も小学校6年生の頃にスーファミを母に隠されました。まぁよくあることですよね。

2016-02-29 06:38:33
入力時間 / 12:41

あれはスーファミで「らんま1/2 爆烈乱闘篇」をやっていた頃なので1993年正月頃の話だったと思います。いつものようにアホみたいにテレビゲームばかりやっていた私に業を煮やした母がスーファミを隠したんですよね~。さすがにバキバキに破壊されたりはしませんでしたが、激しい憤りを母に感じたものです。

当時はテレビゲームに対する風当たりが今以上に強い時代だったこともあって、やっぱり母的には私の将来に対しての不安のようなものがあったのだろうなと。まぁ自力で見つけましたけどね。

ということで3DSバキバキ事件もtwitterにドヤッと晒す神経はよくわかりませんが、家庭のあるある程度の話なんじゃないでしょうか。結局のところ親は子の気持ちをわからないし、子も親の気持ちをわからないわけですから。実際、ゲーム機をぶっ壊していい大人に育つこともあるだろうし、そうじゃない場合もあるだろうし、家庭外の人間がその良し悪しをとやかくいうことではありませんよね。

少なくとも私の場合は壊されはしなかったものの、ゲーム機を隠された事によって何かを得たか、と言われると何も得なかったかな。まぁ私は今も昔も馬鹿なのでゲーム機を隠されたことに対して「なんで?」という感情以外は得られなかったから。

36歳になった今でもゲームやりまくった子供時代を特に後悔することもなく、あの頃アホみたいにゲームをやった経験が今に根付いているということに感謝するくらいです。

テレビゲームや漫画は兎角保護者の批判の対象になるけれど、何かを面白いと感じて、その面白いことに打ち込むことってそんなに悪いことなのかな。それによって得られるものも私はあるんじゃないかなと思っています。

子どもは親の所有物じゃないし、子どもは子どもの考えも意見もある。もちろん子どもには未来を見通す力が圧倒的に不足していることに疑いの余地はないけれど、子どもにだって今を生きる権利はあると思うんだけどな。

とはいえ、私も自分の子どもがゲームばかりしていたら不安になるのだろうな。いや、むしろ私の子がゲームばかりしている親をみて不安になるのかもしれない。

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