学ぶ、真似る
「学ぶ」の語源は「真似る」と同じ語源なんですよね。まぁ何かを学ぶということは、そのことを習って真似る事だから同義でも何ら不思議はないんですけれど、なんかちょっと違和感ありますよね。
2015-09-22 02:50:23
入力時間 / 10:46
私がWebデザイナーになりたての頃は先輩たちに「とにかくパクってみろ」とか「見て盗め」と言われたものです。今になって振り返ると奥の深い金言を頂いていたのだなぁと感じますが、まぁなんでも真似るところから始まるのはどんな業種でもおんなじですよね。
加齢と学習の関係
歳を取ってくるとお肌の吸水性とは裏腹に新しい事を学習しづらくなる。それは「素直に真似る」という行為に抵抗感が生まれるためなのかな?とふと思った。齢を重ねれば重ねた分だけ「自分流」のような経験則・知識が必ず体中に付着している。それは新しいことを真似る時に決して良い影響は与えない。
何かを真似るということは少なくとも、その対象物に対する尊敬がなければ発生し得ない。その模倣の対象を「良い」「優れている」と思っていなければならないためだ。
故に加齢とともに学習に対する意欲や難度が上がっていくのかな?と思う。ようは素直ではないというか、初心を忘れているというか、驕っているということなんだろうが。
何かを学ぶ・真似る上では初心が恐らくもっとも大切なんじゃないだろうか。心をさらの状態にし、先入観や既成観念を排除し、純粋にそのことに臨むことで歳をとっても勉強し続ける事ができるんじゃないかな。
「学ぶ」のは難しいけど「真似る」のはなんかちょっぴり簡単な印象がある。ということでどんどん真似て行こう!と思った。
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