ケント・M・キース「逆説の10カ条」
マザーテレサが引用したことでとても有名になったケント・M・キースさんの「逆説の10カ条」。ちょっと心が挫けそうな時に読むと救われますよね。当初マザーテレサさんの名言なんだと思っていたら原典があったんですよね。
2015-09-19 04:22:09
入力時間 / 09:48
いやぁいいことをおっしゃる。何がスゴイってコレ、ケント・M・キースさんが19歳の時に書いたものっていうのだから驚きだ。おらぁもう36だっつーのに、この領域にはたどり着けていない。
逆説の10カ条
- 人は不合理、わからず屋で、わがままだ。それでも、愛そうじゃないか。
- 何か良いことをすれば、自分のためにやったんだと、人はあなたを批判する。それでも、良いことをしようじゃないか。
- もしあなたが成功すれば、偽者の友人そして本物の敵が現れる。それでも、成功しようじゃないか。
- 今日、行った良いことは、明日には忘れられる。それでも、良いことをしようじゃないか。
- 誠実で、そして正直であれば、あなたは傷つくかも知れない。それでも誠実で、そして正直であろうじゃないか。
- 大きな理念を抱く大きな人は、小さな心を持つ小さな人に撃ち落される。それでも大きな理念を抱こうじゃないか。
- 人は弱者に同情するが、結局、強者になびいていく。それでも、少数の弱者のために、戦おうじゃないか。
- 何年もかかって築き上げたものは、一夜にして崩れ去るかも知れない。それでも、築こうじゃないか。
- 助けを必要としている人を、本当に助けたら、あなたは攻撃されるかも知れない。それでも、助けようじゃないか。
- 持っている最高のものを、世の中に与えたら、自分は酷い仕打ちを受けるかも知れない。それでも自分の最高のものを、世の中に与えようじゃないか。
ようは言い訳すんなって事かな
解釈は人によって異なるだろうけれど、私がこの十か条を読んで身につまされるのは「自分次第である」というひとつの真理。誰かのせいにしたり、環境のせいにしたり、言い訳や弁明・自己弁護は誰にだってできるし、そうするほうが楽だ。でもそれじゃ自身の成長にはつながらない。という事なのかなと。
社会がどうあってもいい。人間関係がどうあってもいい。周囲から攻撃されても貶されても軽んじられてもいい。最も大切なのは自分の意思をしっかり体現することであり、その過程が大事なんだと。
ということで、もう一度読みなおして頑張ろう!
ちなみに私がメモっているマザー・テレサ版は以下のような感じ。
それでもなお人を愛しなさい
人は不合理、非論理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい
あなたが善を行なうと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
気にすることなく、善を行ないなさい
目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい
善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい
あなたの中の最良のものを、世に与えなさい
蹴り返されるかも知れません
でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい
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