パリのテロ事件の違和感
パリのテロ事件。決してテロを肯定するわけじゃないけど、週刊誌側にも問題はあるんじゃないのかな。
2015-01-14 18:21:12
入力時間 / 09:58
今回のテロに関して「表現の自由」とか「民主主義社会」と絡めて多く報道されましたが、風刺も度を過ぎれば反発も大きくなるでしょうに。もちろんテロが看過されてよいとか、血の報復が許されるという話ではなくね。そもそもが「表現の自由」に関しての違和感なのかもしれないけれど。
例えば日本国民の私としては天皇陛下が風刺画で小馬鹿にされるようなことがあれば嫌な気持ちになる。もちろん、だからといって風刺画を描いた人を殺そうとは思わないし、報復しようとも思わないけれど。でもやっぱりいい気持ちはしないと思う。
国籍・人種・言語・宗教、それら全てが異なる多くの人が存在する世の中で、メディアを通して誰かを小馬鹿にしたり攻撃することは例えペンと言えどもよくない事なんじゃないかなと。例え表現の自由が保障されているとしても。いや、もちろん大前提にテロとかは論外ですよ。
風刺画に関してイスラム教の人たちはあんまりいい気持ちしないんじゃないかな~と、今回の報道をいろいろ見ていて思いました。もちろん一般的な教徒の人たちはテロ犯や過激派の人たちを煙たく思っているのかもしれませんけどね。
何かを発言したからといって攻撃される世の中は当然良くないけれど、だからと言って商業のために何かを言論の自由を盾にペンで攻撃できる世の中ってのもどうなのかなって思うのです。「ペンは剣よりも強し」という言葉がありますが、ペンが剣より強いと理解した上でペンを持つ必要ってあると思うんだなぁ。
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