和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

サイト運営は楽しい

サイトを作ってばかりじゃ楽しくない!やっぱり運営しないと!!

2013-05-27 00:30:56
入力時間 / 12:17

Webデザイナーの皆さん、Web制作会社の皆さん、Web制作の時代は終わりです。と、誰もがなんとなくですが頭を過ぎっているのではないでしょうか。私はかれこれ6~7年前くらいに「Web制作はもう終わりだなぁ」と感じていました。理由はいろいろありますが大きく分けると「Web制作者が増えたこと」「Webサービスが増えたこと」です。

今となっては無料のWeb制作サービスは腐るほどあります。1~2万で買えるWPテンプレートやWeb制作ソフトも腐るほどある。もちろんそれらのサービスが「制作者がつくるWebサイトに優っている」とは言いますまい。しかし、それらが費用対効果的に優っているケースは少なくはない。

Webサイトって何?って言うと結局は情報です。例えどんなに優れたWebデザイナーがWebサイトを作ったとしても「情報がクソだったら無価値」であることに変わりはありません(例外もあるけどね)。つまり大切なのは「情報」であり、その「情報」を引き出し、理解しやすい形で形成・構築するのがWebデザイナー(Web設計者)なわけです。

しかし、クライアントとは無茶なもんで情報を出しもせずに「売上につながるサイトを作ってくれ」なんてのたまったりしますよね(わぉ!過激!)。(※私が無職になってからはそういうお客さんにあたったことはありませんが)社会人の頃は本当にそういうお客さんが多かった。もちろん本業の合間にそういう事をやってるのだから仕方ないんですけどね。実際、そういうクライアントとお付き合いしてる制作会社の方は少なくないのではないでしょうか。

で、私は思ったんです。

自分が情報を発信する側になった方が早くね?

と。情報発信のためのお手伝いをするよりも、方法論・技術論・戦略論、すべてを熟知している自分がそれを実践したらどれだけトラフィックが集められるのだろうって思ったんです。クライアントの要件を満たしつつ、クライアントの運営体力を考慮しつつ、クライアントが満足するサイトを作るよりも、自分が自分のために自分が満足するサイトを作って運営するほうが、はるかに容易いのではないか。と私は思ったんだ。

賛否はあるかもしれないけど、私は「Web制作」ってものは終焉を迎えつつあると思っている。これからは「Webサイトをどうつくるか」ではなく「Webサイトに掲載する情報をどう生み出すか」にシフトしていくと思うんだ。それはコンテンツの在り方もそうだし、運用の在り方も含めて。

効率的にサイトを運営する。意外とこれ難しい。でも、難しいからこそビジネスになるし、難しいからこそ楽しいわけでもあるのかなと。Webサイト制作をやってる人は意外と自分のサイトは後回しにしがち。でも、清水の舞台から飛び降りるつもりで、自分のサイトをしっかり運営してみると、結構見えてくるものがありますよっ!

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