和田憲幸のブログ

もし今日死ぬとしたら、自分は最後に何を食べたいかな。
と、特に意味もない事を考えた。

好きな食べ物はいろいろある。中華もいいしイタリアンも捨てがたい。ラーメンや餃子もいいね。
でも、やっぱり最後には不思議なもので「白いメシ」にたどり着く。

炊きたての米だ。やっぱり炊きたての米を食いたいな。

汁物は何にしよう。味噌汁はマストだよな。しじみの味噌汁も捨てがたいが、味噌本来の味を楽しむならやはり具は豆腐だろう。豆腐は味噌に干渉するでもなく、また味噌に干渉されるでもなく、味噌と豆腐の距離感は素晴らしいものがある。汁物は豆腐の味噌汁で決まりだ。

ではおかずは。辛子明太子もいいし、山わさびもいい。でもどちらも最後の晩餐にはふさわしくないんだよな。やっぱり梅漬けでしょう。すこし汁気のある梅酢がしたたる梅漬けを、炊きたて熱々のご飯にのせると、じんわり白いお米が朱く染まる。

梅肉を少しかじり、酸っぱさと塩っ辛さを味わいつつ、白いメシを口にかきこむ。
そして味噌汁をすする。あぁ、いいね。これを書きながら私はとても白いメシが食いたくなってきた。

こういう事を考えると、日本人なんだなぁって思う。日本に生まれてよかったぜ。