ホッケの話
ホッケの話を思い出したので忘れないうちに書いておこう。
2013-03-20 08:12:08
入力時間 / 15:41
うちの父の話なんですけどね。父は無精者でね。平日は麻雀で、休日はゴルフで帰ってこないような父でした。そんな家庭を顧みない父代表みたいな父でしたが、母が入院してからはちょくちょく帰ってくるようになった(母と口論にならないために逃げていたという見方が濃厚か)。
帰ってくるとたまに食卓を囲む事もあるわけで、父に「この魚美味しいね」と言ったわけですよ私が。それがホッケなんですけどね。それからというもの、毎晩食卓にホッケが出てきた事は言うまでもありません。その影響で一時期、ホッケが嫌いになりましたけどね。
当時は父の心中なんて全然わからなかったけど、歳を重ねて振り返って考えるとジーンとくるんだな。父の無精なりの愛情だったんだなと。私の喜ぶ顔が見たかったのかななんて。ジーンときちゃいますよね。まぁ毎日ホッケ出されるのはさすがにもう勘弁だがな!
「喜ぶ顔が見たい」ってすごく大事な事ですよね。仕事でも私生活でも。
父の子に生まれて本当によかった。ありがとう静雄。
なんか今年は過去を振り返ってばかりだな。
P.1400