和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

Surface RTは買いか

3月15日にようやく日本で発売されるマイクロソフトSurface RTは買いなのか。

2013-03-06 12:09:05
入力時間 / 28:54

いちガジェ好きとして押さえておきたい気持ちは確かにある。ようやく日本で発売されるSurface RTだ。でもね。でもね・・・。49,800円って高くね?だってこれ、普通のWindowsアプリ動かないんだぜ・・・?

と、いうことでのっけから結論がでた感が半端ないですが、買うべきか否かを検討します。

価格49,800円

iPad Retina(16GB)で42,800円、Nexus10(16GB)で36,800円。Surface RT(32GB)が49,800円。まぁ容量が倍あるからね!と、思いきやSurface RT32GBの実質使えるストレージは16GB・・・。た、高くね?高くね?しかもキーボードカバー付きは57,800円。やっぱ高くね?それなら5万でWindows8載ったASUSのタッチできるノートパソコンを買ったほうがいいんじゃ・・・。

Windows RT(MSOffice付き)

まぁこの値段の高さはMS Officeの値段って考えればさほど高くないのかな。OfficeつってもWord、Excel、PowerPoint、One Noteの4つだしAccess付いてないけどね。Microsoft Office Home and Business 2013が3万円くらいだから、49800-30000で実質19800円でSurfaceが手に入るってことか!って馬鹿か!!Officeが高すぎるんだYO!KINGSOFT Officeなら3000円で買えるわボケー!!むしろOpenOfficeならタダで使えるわっ!

通常のWindowsアプリが使えない

Windows RTはライセンスが安く低消費電力に設計されている代わりに通常のWindowsアプリが使えない。まぁ海外ではもうRTで通常アプリを動かすハックなんかが出回っていますが、RT自体パワフルな設計ではないため動いたとしてもかなりモッサリしているらしい。確かに、AndroidやiOSの代替という位置づけのRTであればそういう選択肢もあるのかもしれない。でも「ユーザがWindowsというOSに求めるもの」ってそこじゃないんじゃない?結局のところ旧資産を利用したいからWindows使ってるわけで、RTでそこをバッサリ切ったら意味なくね?特別Windows Store(MSのアプリストア)にアプリが充実しているわけでもないし。

総合的にどう評価するか

結局のところOS自体に魅力は感じない。スペックも決して高いわけではない(ストレージ含む)。敢えてアドバンテージを挙げるとすればMSが推しているタッチカバー(8,000円相当)だろう。この価格でWindowsRTではなくWindows8が載っていたならば、もう少し私の考えは違ったかもしれない。しかし明らかに他機種に比べて「高価」である上に劣化版Windowsを搭載したこのデバイスに私は魅力を一切感じない。Surface RTを買うくらならASUSのWin8タブレットを買ったほうがまだマシだ。

価格は半年以内に必ず下がる

と予測しよう。これはMS Surfaceだけの話ではなく、Windows8やRTが搭載されたタブレットデバイス全般に言えることだ。ホリデーシーズンには今より1~2万は下がっているはずだ。つまり少なくとも「今は買い時ではない」ということ。

ちなみに個人的には7インチや10インチ市場より、Windowsタブレットで言えばVAIO Tap 20のような大型タブレットの方が汎用性・利便性は絶対に高いと思う。少なくとも私であれば20インチのタブレットの方がWindowsというOSには適していると思う。

結局のところタブレットとはなんだ

ラフに使える、気軽に使える、モビリティに優れた端末こそがタブレットだ。ガチで作業するための端末では無いだろう。しかし、多くの人がWindowsに望むことはガチで作業することだ。MSもそれを理解しているからこそOfficeを同梱したんだろう。でもそこには大きな矛盾を孕んでいる。「仕事で使うならタブレットでは役不足」という事だ。結局のところ二兎を追ったMSの失敗ということに帰結するんではないか。仕事にも使える、気軽にも使える。という2つの要素を求めた結果、実に中途半端なデバイスに仕上がってしまった。

まぁこの答えはずっとまえに見えていた話ではあるが、新しもの好き以外が手にして幸福になれるデバイスではないでしょうね。と、言うことで私はSurface RTを買わぬ!

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