「脱原発」は凍結。「消費税増税」は賛成。
日本未来の党のキャッチフレーズをパクッてみました。
2012-12-15 08:16:16
入力時間 / 24:57
なんやかんやで明日になりましたね選挙。キチガイじみた選挙カーの騒音から解放されるかと思うと清々しますね。あの馬鹿みたいにうるさい選挙カーって誰か得するんですかね?あれを聞いて「よし!この党に票を投じよう!」って思うバカがいたらお目にかかりたいものです。おっと、のっけから脱線してしまいましたね。
脱原発は凍結
なんで二極論なんですかね。代替エネルギーが見えていない段階で議論する事でも無いでしょう。日本未来の党代表のかだ由紀子さんが「原発撤廃はドイツで成功している」なんて言ってましたが、ドイツはそのエネルギー政策の失敗によって産業が大きなダメージを受けているという現実があります。電力を近隣諸国から気軽に買えるドイツでの話ですよ。
日本未来の党の「卒原発カリキュラム」とやらでは10年で原発を卒業する予定らしいですが、その内容は実にアバウトで稚拙なものです。もちろん、その10年内にイノベーション(技術革新)がもたらされればそれは現実的なものになるでしょうが、それは「宝くじが当たるはずだから家を買おう」と言ってるようなものだと私は思います。
少なくとも現状はドイツの例を見てもわかる通り太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーで原発の穴は埋められないことは明々白々です。こういった議論は代替エネルギーの地盤が固まってからでもよいのではと私は思うんですけどね。それに原子力発電に関してもより安定性の高い構造のものがいくつも研究されているにも関わらず、ただヒステリックに放射能アレルギーのように「原発アブナイ!!」と叫ぶのも私はどうかなと思う。
ドイツのように電気代が今よりもさらに高騰すれば工業国としての日本はトドメを刺されることになるだろう。もう既に半死半生の状態ですけどね。シェールガスなど期待の持てる資源は日本にもあるが、それらがまだ実用化されていない段階で、性急に事を運べば負担を強いられるのは未来の日本国民なんですよね結局。必要なのはヒステリックな感情論ではなく、しっかりした議論なのに今の政治はそうじゃないみたい。
消費税増税は賛成
いいじゃん消費税増税。そんかわし所得税や法人税を下げて欲しいけどね私は。消費税を増税することで景気が停滞するという向きもあるが、金はあるとこにはあるわけで、使う人は増税なんて気にせず使う。タバコの増税でタバコの販売が落ちなかったのと同じようにね。それに先延ばししたところで少子化の進む日本では遅いか早いかの問題で増税は避けて通れるものではない。
それよりも所得税や法人税を下げて働くためのモチベーションを上げて欲しいという気持ちのほうが私は強い。すごい額持っていかれてるわけですしね所得税。消費税増税なんて全然可愛いもんじゃないの。民間企業あっての日本なんだから企業をもっと大切にしてもらわないと日本から有望な企業いなくなっちゃいますよ。産業で育ってきた国なんだから産業がどうすれば興るかをもっと政治はしっかり考えるべきだ。まぁ消費税増税と法人税・所得税減税はトレードオフには当然ならないけど、避けて通れない痛みであれば早く受け入れるしかない。個人の負担なんて高が知れてるしね。
と、いうことでやや長文になってしまいましたね。別に私は原発推進というわけでも、増税推進というわけでもありませんが、感情論というのは基本的に好きじゃありません。まして政治家が感情で論じる今の日本にはものすごい違和感を感じます。
他国でも多くの議論や試みが成されている事なので、感情的にならず合理的な判断を仰ぎたいものですね。いまの国政にそれを期待できるかといえば、残念ながら決してそうではありませんけどね。
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