格闘ゲームが大好き
今となってはニッチな市場になってしまった格ゲーですが、私は大好きです。
2012-12-10 08:46:53
入力時間 / 17:39
格闘ゲームの歴史は古い。一世を風靡したストリートファイター2ことストツーが世に出たのは1991年の話。いまから遡ること21年前だ。え!?マジで!?もうそんな経ってんの!?マジかよ・・・朝っぱらから凹むわ・・・。ま、まぁそういうことで私もご多分にもれず「おもちゃ屋ダンケ」という変なオッサンの居るおもちゃ屋さんに足繁く通ったものだ。あのオッサン元気かな・・・。
格闘ゲーム 衰退の歴史
格闘ゲームは面白い。ストーリー性なんて皆無に等しいその世界観ではあるが「相手を殴って倒す」というゲームデザインのシンプルさから多くのユーザを魅了した。しかし、その段階で既に衰退の道に片足を突っ込んでいたわけだ。「格闘ゲームとしての差別化」を試みる上で結果的に多くの格ゲーが複雑で難解なゲームシステムへと進化していったためだ。格ゲーは大衆のものから、やり込みをする一部コアユーザ向けへとシフトし、現在ではニッチな市場になってしまった。
1回勝つために100回負けるゲーム
私は格ゲーがそういうものだと思っている。これは少し大袈裟に聞こえるかもしれないが、熟練したプレイヤーに勝つ為には100回負ける苦痛を甘んじて受け入れなければならない。101回目に勝てばそれまでの100回の負けが帳消しになるほどの達成感が得られることは言うに及ばない。まぁこんなゲーム、一般大衆はやらんよな。スマブラでいいよな。でもそういうストイックなところにシビれる!あこがれるゥ!なんですよね。
こちらの動画は私がバーチャファイターやってる時にどういう事を考えてやっているかをサッとまとめてみたものです。基本的に操作技能もさることながら、格闘ゲームの本質はやはり「心理戦」なんですよね。読み合い、刺し合い。それはさながら時間を濃縮した将棋やチェスのようなもの。相手の技や傾向を観察し、1手2手先を読み合い、先の先を取り合う攻防戦と言ったところ(私はヘタレなのでそこまででもない)。
バーチャは2(1994年・18年前!?)の時に少しやったくらいだったので、順当に勝てるようになるまでは本当に100回くらい負けた。でも止めなかった。だって負けたら悔しいじゃん。勝つまでやりたいじゃん。
格ゲーは勝つ事が目的じゃない
格ゲーの多くは懐の深いゲームだ。故に勝つことだけが目的ではない。美しい試合展開を織りなすことこそが真の目的と言える。時には星を落として駆け引きする場合もある。伏線に伏線を貼って勝利した時なんて思わず感嘆の声が漏れるほどエレクトする。
ということで脳の体操として格ゲーは本当に素晴らしいゲームでありスポーツだ。食わず嫌いで格闘ゲームから離れている人はぜひ今一度戻ってきて欲しい。このまま衰退していくジャンルにしては惜しいジャンルだからね。
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