真実は何処へ
何時の世も真実とは目を凝らせど見えないものなのかもしれない。
2012-07-30 11:47:27
入力時間 / 23:14
IT産業とは情報技術産業のこと。情報とはつまり可能な限り真実を求めること。
私はそう考えている。しかし、真実をこの目に捉えようといくら目を凝らしても、自身の眼前に広がる実体験を除いて、真実を「情報」という手段で得ることは未来永劫かなわないかもしれない。
反原発デモ約20万人(主催者発表)
というニュースが日刊スポーツに掲載されている。ところが読売新聞では「警視庁によると、この日のデモ行進参加者は約1万2000人に上った。」と、随分と参加者人数に大きな差が。この人数の差は一体どこからくるのか。他の記事や動画などを踏まえると20万人というのはかなり誇張した数字に感じられる。散々、東電や政府に隠蔽だなんだと騒いでいる連中が誇張するというのもおかしな話だが。しかし私、和田憲幸にその数値を検証する術はない。
細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ
先日のポッドキャストでもお伝えした楽天koboの件。日経ビジネスのサイトで楽天 三木谷社長のインタビューが掲載されている。ちなみに実際のレビューはこちらを参照されたし。ちなみに現在、「かえって誤解を招くのではないか」とのことでレビューは商品ページで非表示になっている。
発信者によって歪められた”真実”
この世界に発信される多くの”情報”は発信されたその瞬間から既に歪曲している。発信者にとって都合のいいように着色・創作されて。そしてそれらの情報の完全な裏付けを取ることは当事者を除き不可能であると言わざるをえない。ではどうやって真実にたどり着けばよいのだろうか。
結論、真実は得難い
真実は得難いものだと知ることこそがきっと真実なのだろう。すべての人間が叡智と道徳を授かるその日まで、真実とは人類にとって決して手に届く場所には無いのだと心得ることこそが、真実なんじゃないかなと。先日書いた記事でもまんまと産経に踊らされた私ですが、私が生きている間に真実を得られる日は来ないでしょう。本当に人間って馬鹿ですよね。
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