生きるの前提。死ぬの前提。
人間は生きることが前提か、死ぬことが前提か。
2012-07-25 02:31:29
入力時間 / 11:46
皆さんはどちらが前提だと思いますか。
生きている状態が普通であり、死ぬことは稀なのか。
死ぬことが普通であり、生きていることは稀なのか。
私は後者だと思いますが。
どちらを前提とするか、によってその人の考え方は大きく変わると思います。きっとはるか昔は満場一致で「死ぬことが普通」だったのではないかなと私は思うんですよね。自然界がそうであるように。しかし、人間社会はいつしか「生きている状態が当たり前」と錯覚してしまったんじゃないかなと。
例えばテレビゲームでは。クリアできることが当たり前のゲームなんて誰がやりたいでしょうか。クリアするのが困難であり、難しいからこそ、達成した時に愉悦を得られるのであって、誰もが等しくクリアできるゲームなんて何の意味も無いと私は思います。
それと同様に恐らく人間も「生きている」という状態は決して平易では無いと思うんですよね。様々な要素が密接に絡み合った偶然の結果が「生きている」という事だと思うんです。その結論はつまり感謝に繋がるわけですが。
昨今のニュースや裁判沙汰などでは「生きることが当たり前」な物の見方が散見されます。でも生きるということは現代社会においても大変であって、常に注意深く生を維持しようと心がけていないといけないと思うんですよね。もちろん100年前の北海道のように熊が突然家に入ってきて殺されるなんて事はありませんけどね。
死ぬことが必然であって生きていることはあくまでも偶然。
この考え方は美しいと思うんですけどね。
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