和田憲幸のブログ

いや、それが悪いということではないんですけどね。ただ痴漢冤罪問題などにもあったように、今度は「いじめられている」というステータスを獲得することによって、子供のいざこざが面倒になったり、あるいは肝心の「いじめている側」が不遇を受けるんじゃないかなという懸念がね。

決してイジメてる奴を看過して良いということではありませんけど「人を虐める」という愚かな行為に至るには恐らくそれ相応の理由があると思うんですよ。それは「イジメられてる側に問題が」という事ではなく「いじめてる側の生活環境」に問題があるんじゃないかなと。だってそうじゃなきゃイジメなんて馬鹿げたことしないでしょ。

簡単に言えば「イジメが発生する」云々ではなく「イジメようとする人間が居る」事がまず問題であって、「イジメ」ってのはただの結果だと思うんですよ。抜本的な解決を望むのであれば「いじめ」に対して策を講じるのではなく、そもそも「いじめよう」と思わない人間を育成しなきゃならない。と、思うのよね。

いじめで出席停止という記事が出ていましたが、私はこれが将来の犯罪者育成の一端を担うようにしか思えないのよね。まぁ難しい問題ではあるのだけどかつての教師体罰問題と同様に、過敏になりすぎるとよろしくないような気が私はする。

こういったhotfixじゃなく、しっかりと抜本的に道徳教育を腰を据えてやらないと意味ないと思うんですけどね。まぁ日教組や民主党にそれを求めるのも無理な話なんですけど。「いじめしたらダメ」じゃなく「なぜいじめをするに至ったか」を掘り下げて考える必要、あるんじゃないかなぁ。