和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

iPadを2年使ってみて

早いもので初代iPad発売からもう2年も経つんですね。

2012-06-25 02:19:44
入力時間 / 18:35

iPadはノートと鉛筆を殺すのか
和田憲幸の打ち合わせスタイル

初代iPadはアップルストア札幌に並んだっけな。寒かったな。もう2年も経つんですね。
ここいらで改めて「iPadとは何だったのか」を振り返ってみよう。

iPadはノートと鉛筆を殺すのか

多くの人が想定するであろう「ノート&鉛筆の代替としてのタブレット」という使い方。これは私だけかもしれないが、まったくもって当てはまらなかった。タッチ操作に慣れる慣れないの問題ではなく、役割・用途・効率の話において。「紙に鉛筆で書く」という行為にiPadは未来永劫、勝てないと断言してもいい。スタイラスを使えば良いとかUIが進化すればとか、そういう次元の話でもない。少なくとも私が雑記に求めるフィーリングは大雑把で極めて速記性の高いものだ。「書いて後から見直す」類のものではなく、「書いて満足する」ものなので。そもそもデジタルである必要がほぼ無い。故にiPadはノートと鉛筆を殺すことは無いだろう。

iPadは新しい文房具

私はiPadはコンピュータよりも文房具の持つそれに近いものではないかなと感じる。ちょっと高価な文房具。ノートに何かを書く時に、側にあると便利な子。無くても別にいいんだけど、打ち合わせの際はやっぱり無いと困る子。私の用途においてはスケッチブックとiPadはセットなんですよね。両方ないと不便。

iPadはビューワー

なんでもできるiPadですが、タブレットやスマートフォンを含めて現時点ではビューワーの域を出ていないと私は思います。「コンテンツを見るためのもの」であって「コンテンツを作るためのもの」ではない。いや「コンテンツを作るために作られたもの」ではないと言ったほうが正確ですね。これはUIや性能がどれだけ進化しても変わることは無いだろう。役割分担の話ですからね。

タブレットの未来

Microsoftのサーフェスが今秋投下されるわけですが、タブレットの未来はどうなるのか。私は前述の通りあくまでコンテンツビューワとして洗練されていくのだと思う。旧世代のコンテンツビューワがテレビだったわけだから、おそらくはタブレットが殺すのはノートでも鉛筆でも無くテレビなのかもしれない。タブレットがメインディスプレイで、テレビ(大画面)がサブディスプレイになるという流れが合理的な未来だろう。

多くの人はタブレットに対してよりクリエイティブでパワフルなイメージを持っているし、それを望んでいる。しかし、タブレットの形状と操作体系は決してそれらをすべて内包できるほどのポテンシャルを有してはいない。今のタブレットブームが落ち着く頃には、新たなデスクトップPC時代が台頭する事だろう。

あぁなるほど。その頃にAppleは次期Mac Proを投入しようという事なら頷ける。
それにしても文房具はなぜこんなにも男の子の心を惑わすのか。文房具っていいですよね。

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