和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

覚悟が無いなら

何かと話題の多い大阪で今夏、節電通報窓口なる物騒なものができるそうですね。

2012-05-16 18:15:03
入力時間 / 13:05

スゴイですよね。マジか~といった感じ。通報て。しかし、もし「原発の要らない日本」を”早急”に構築する必要があるならば、これくらいヤラないと駄目なんでしょうねやっぱり。人間の危機感や緊張感はそう長く維持できるものでないから。互いが互いに目を配りあうことで緊張感を持続する必要があるのかも。

電気料金値上げに関してもそう。電気って当たり前に存在してるけど、一応民間企業が担ってる産業のひとつですからね。その企業が値上げするって言うのなら抗いようが無い。社会ってそういうシステムで動いてるわけだから。電話を使ったら電話料金を請求されるのと同様に、電気を使えば電気料金を支払う。そしてその提供者が価格を上げるというのなら仕方のない事だ。嫌なら電気を使わない方法を自身が探すべきだしね。

私にはどうしてもいわゆる「東電叩き」が腑に落ちない。もちろん落ち度はスゴイあるけど、そういうシステムの上で社会が構築されているのに、そのシステムそのものを否定するように「東電が悪い」「消費者は一方的な被害者だ」という考え方にはどうしても賛同できないのだ。サービスに対して対価を払うのは消費者の義務だし、サービスの価値が変わったのならそれを受け入れざるを得ないのもまた消費者の義務だろう。そして「原発根絶」を宣言した首相を選出した政党を選んだのも国民だし、それによって電気代が上がるのは必然ではないのか。裏側で何かがあったとしてもだ。

ヒステリックに東電を叩くくらいなら、日本国外への移住を検討するなり、北海道で電気を使わない自給自足の生活を検討するなり選択肢はいくらでもあるだろう。そういう覚悟もないくせにヒステリックに喚く様は私にはひどく滑稽に映る。往々にしてそういった輩は自分の足下しか見ていないものだ。

何かを求めるならば、それに見合った対価を差し出すべきじゃないか。
それが社会の仕組みというもんだろう。

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