和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

岩波書店の縁故採用の是非

私はこういう採用方法があっても全然よいと思う。むしろ賞賛したいくらいだ。

2012-02-03 16:31:53
入力時間 / 09:34

いろいろと賛否あるようですが、私はこういう手段は決して悪いものではないと思うがどうだろうか。こういった情報をパブリックにせずに裏側でコソコソと縁故採用するのは問題だろうが、しっかり明示した上で「縁故採用」というシステムを導入するのはちゃんと意味があると思うのだ。

紹介者が能力・人間性を担保する

まず紹介者となってくれる人が、紹介する人を無条件で紹介するわけでは無いという点。紹介した者が不祥事を起こそうものなら紹介者自体が不利益を被るわけですからね。「コイツなら紹介してもいい」と思って紹介するのだから、これはシステムとしてはとても合理的。SNSもそうですよね。今はパブリックになっちゃいましたが、mixiも昔は誰かの紹介じゃないと入会できなかった。

紹介された者も責任を負うということ

「紹介される」ということは目に見えない責任がビッシリと付きまとう。紹介されるという事は、紹介者が自身を評価してくれた上で紹介してくれたということ。軽い気持ちで紹介してもらうわけにもいかないし、入社した暁には紹介者に恥じないだけの仕事をこなさなくてはならないという気持ちも生まれるだろう。腰掛け入社を防ぐ意味ではとても価値のあるシステムだ。

というような意味があると私は思うのよね。例えばゴルフ場だって会員になるためには、会員二人以上の推薦が無いと駄目ってとこは今でも多いです。それはその会員が新たに入会する人の人間性を事前に審査し担保するという意味合いがある。

もちろんそれがすべてではないし、紹介で入ったところで駄目な奴は駄目だと思うが「社員の数よりも質が求められる」現代において、この採用方法はひょっとすると今後のトレンドになるんじゃないかとも思えるほど合理的なものだと私は思いますよ。

P.1081