模倣はなぜいけない
パクリ文化の聖地(メッカ)、中国をみて考える模倣の是非。
2012-01-31 11:52:20
入力時間 / 15:38
パクリを善しとしない文化はなぜ生まれたのか。という事を考えよう。日本では「人の褌(ふんどし)で相撲をとる」という言葉があるように、他人の物や知識を使って自分の利益を得る事を善しとはしない文化がありますよね。まぁ中国の故事にも「虎の威を借る狐」って言葉ありますけど。ちょっとニュアンスが違うのかな。
つまりは人の努力や思考を尊重する。という文化が日本にあることは素晴らしい事ですよね。こういった文化に至った経緯はやはり「努力した者が報われるべきである。」という思考に基づいているんじゃないかなと私は思います。
昨今、中国や韓国はパクリ文化が叩かれていますが、何のことはない「こういった文化がただ無いだけ」なんですよね。なので恐らくは中国人や韓国人は「え?パクッて何が悪いの?」と感じている人も少なくないのではないかなと。これは文化の違いによる問題であって、私が考えるには優劣の問題では無いかと。
猿の実験でもあるようにエサを効率的に取るために、他の猿の真似をするのは動物としては恐らく間違っていない。たぶん中国や韓国が躊躇なく模倣するのはそういう事だと思うんですよね。まぁそれが国際社会で看過できるかって言うとそうはいきませんけど。
我々日本人は小学生の頃から「宿題は写しちゃ駄目!」と育てられてきましたし、模倣することによって利益を得ようとする者を周囲の人間が咎めるという素晴らしい文化を持っています。中国や韓国(もちろん日本人にも居るけど)ではそういった文化をどこかで無くしてしまったんでしょうね。残念な事に。
恐らく「人の褌で相撲をとる」ことを許さない国民性の根底にあるのは「人の努力を賞賛する心」であり、とどのつまりが「人を尊敬する心」だと私は思います。私の母国がこのように精神性の高い国で本当に誇らしいです。
やっぱり日本は素晴らしい国だな!
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