楽しい寮生活
私は高校3年間を真狩村という細川たかしの出身地で過ごしました。
2012-01-31 11:16:26
入力時間 / 26:27
蝦夷富士こと羊蹄山のふもとにある真狩村。そこは細川たかしの出身地です。手を当てると細川たかしが歌いだす銅像まである始末。それくらいしか見所がありませんが馬鈴薯の生産日本一の土地でもあります。そんな水が美味しいコンビニが1つしかない村で私は高校3年間を過ごしたのです。
寮生活に憧れた経緯
姉がそっち系の姉だったので「ここはグリーンウッド」を読まされたことはごく自然な成り行きだったのかもしれない。詳細は割愛するが氷河受け×瞬攻めやらベジータ受け×悟空攻めなどの特異な世界観を小学生の頃より植えつけられた事は幸か不幸か。まぁそんな話は置いておこう。ともあれ「ここはグリーンウッド」という少女漫画を読むに至り、少なからず寮生活への憧れがあった。興味のある方はぜひ読んでみてください。面白いです。
寮生活は制約のオンパレード
私の入寮した「耕心寮(こうしんりょう)」はとにかく制約が多い寮でした。盗難防止などの関係で自室以外への入室禁止(他室入室禁止)やテレビゲームやテレビなどの持ち込みももちろん禁止。共用のテレビはA棟とB棟に一台づつあるのみ。もちろん視聴できる時間はかなり限られている。食事の時間もお風呂の時間も学習時間も就寝時間も細かく決められており、毎日先生が見回りにくるというさながら監獄のような寮でした。
制約で真価を問われる発想力
上記のように多くの制約がある中で「この制約の中でいかに楽しく過ごすか」という試行錯誤に至るのはごく自然な事かもしれない。例えば電気ポットでしゃぶしゃぶや水炊きをする者や、独自のカードゲームを開発する者など、限られた環境の中で「いかにその空間を楽しむか」という発想へ着眼できたことは、私にとってとても良い経験になりました。テレビもゲームもできない上に特定の場所(自室)に拘束されるという環境は、思考に当てる時間を限りなく増やしてくれるんですよね。なので3年間、飽くこともなく楽しかったですね。
育まれる連帯感
今の日本に足りないなと思う連帯感。寮生活をした者ならばわかると思いますが、寮生同士の連帯感はちょっとしたもんです。まさに同じ釜の飯を食った仲間ですからね(今はまったくの疎遠ですが)。もちろん寮生はすべて連帯責任なので、誰かが規律を犯すと寮生全員が自室謹慎という刑に処されます。一度、他室入室を見つかって自室謹慎を食らいましたが、その際皆さんがとても優しい言葉を掛けてくれたことは今でも覚えています。
徹底した上下関係
上下関係をミッチリと仕込まれたのも寮生活の賜物。上級生より風呂は先に入ってはいけない等の寮内ルールがあり、基本的に上級生には絶対服従を強いられるのも寮生活ならでは。しかも学校内だけでなく私生活(寮生活)まで含めてですからね。ブーたれる人も居ましたが、私は良い経験だったと今でも思っています。
そんなこんなで、寮生活って結構おもしろかったし良い経験だったと今でも思っています。
寮生活は毎日が修学旅行みたいに楽しく、そして社会に出る前に社会を体験できる場でもあります。
学生さんは見てないと思いますが、学生さんの親御さんはぜひ寮生活を推奨してみてはどうでしょうか。
子供の管理の手間も省ける上に、大きく成長すること請け合い!
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