好きだからっ
いつの日か、世界中のすべての人が好きな事に情熱を費やせる日が来る。
2012-01-17 16:48:53
入力時間 / 12:11
好きこそ物の上手なれ。なんて言葉がありますが世の中、案外そううまくいかない事のほうが多いかもしれません。でも私は思うんです。いつの日か誰もが等しく好きな事に情熱を捧げて生きられる世の中になるって。
好きだから、と言うとスティーブ・ジョブズがAppleから放逐された際のあの言葉が思い出されます。
「自らが作ったAppleを追放されてもなお私はこの仕事を好きだった。」というお言葉。
短い人生を好きでもない何かに捧げる事はとても勿体無いことだと思います。しかし、現代社会において生活を維持するために、そうせざるを得ないという現状もあると思うんです。しかし、それは短い人生を有意義に生きる上ではやはり問題と言わざるを得ない。人は自分が望むままに望むことに命を捧げるべきだ。
GREEの田中社長やDeNAの守安社長は本当にソーシャルゲームが好きなんだろうか。恐らくそうではない。ソーシャルゲームが生み出すお金が好きなのであって、ソーシャルゲームを自身で遊ぶことなんてまず無いだろう。
では本田宗一郎は。本田宗一郎は終生、自動二輪や自動車を愛していたと思います。日清創業者の安藤百福は死ぬその日まで毎日チキンラーメンを食べたと言います。いまこの世に蔓延る多くの利益重視型の企業と、好きな事を追求する企業には大きな隔たりがあるように感じます。
好きだから。その事を本当に好きだからそこに情熱を費やす。もちろんアップルもそうです。私はそういった企業にとても惹かれます。そして多くの人が惹かれるでしょう。その事を好きであるということは、その事に対して真摯であるということ。それが多くの人を惹きつける要素だと私は思います。
課金型ビジネスやサブスクリプションビジネスなど、どうしても企業とは利益を追求しがち。でもそれじゃあ世界は変えられないと私は思います。自分の生を賭すことができるほどにその事を好きだということ。
短い短い人生で私はこの事が最も重要な要素のひとつだと思います。
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