誰もが世界を変えられる
世界を変える。と言えばThink differentをまず思いつきますが。
2012-01-17 02:33:13
入力時間 / 11:52
私は誰もが等しく世界を変えられると考える者です。青臭いですが。正確に言うならば「誰もが世界を変えている」と言ったほうがいいかもしれない。あとはそのリーチの問題でね。
私は2000年~2002年くらいまで家電量販店でMacの売り子をしてました。当時はiMacが売れていたとはいえ日本国内でのシェアは3%程度。ほとんどの人がWindowsを買う中でMacを売っていたんです。でも私はMacがWindowsのもつ魅力よりも大きな魅力を持っていることを自分自身の体験を持って知っていました。だからMacを自信を持って薦められたのですが。
これが世界を変える話とどう繋がるかっていうと「私がMacを売る事によってその人の人生は変わる」ということです。Windowsを買おうと思っていた人にMacを売った私は、その人の人生をすこし変えたって事になりますよね。良い方向か悪い方向かはわかりません。でも確かにその後の人生は変わるんです。実際に変わった人も居ますし。私もその一人ではありますが。とても些細な事ですけど、その些細なことで世界って実は変わってるんですよね。
こういうのを因果って仏教では言いますよね。鋼の錬金術師では「全は一、一は全」なんて言葉で出てきます。プログラミングをやってる人であればそれをもっと強烈に理解してると思いますが、プログラムを構成するひとつひとつのオブジェクトやモジュール、もっと言えば一文字一文字のテクストによってプログラムは構成されます。それらどれか一つが欠けてもプログラムというものは成立しません。Perlに至ってはセミコロンひとつ抜けただけでも、目に見えないBOMコードが付いているだけでも動かないんです。
私のブログを見てくださってる方の多くがメールフォームプロをご利用になったことのある方だと思いますが、そんなメールフォームプロもとあるブログで「あそこのメールフォームは機能が少ない」というたった一言から作られたものだったりするんですよね。あの方がブログで文句を言わなければメールフォームプロはこの世に生まれなかったし、メールフォームプロを介して私を知ってくださった方の目に触れる機会は無かった。
本当に些細な事の積み重ねによってこの大きな世界は動いている。ちょっと哲学的でちょっと宗教的ですが、本当に世の中というのは想像も付かない因果によってもたらされてる結果なんだなと実感します。誰もが世界を変えているんだから、きっともっと良い方向に世界を誰もが前進させる可能性を持っている。
Think differentはまさにそんな言葉ですよね。
変えよう世界を。
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