和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

グローバルサイトをつくるCGI(9)

サイト設計書の部分が概ね完成した。あとはドヤ動画を撮れば完了か。

2012-01-11 19:05:45
入力時間 / 13:51

サイト設計書

サイト設計書と言っても実際のところ出力されるウェブサイトには全く干渉しない。言うなればどうでもよい部分なのだが、私はこここそ作りたかったという部分でもある。なぜなら長らくこの業界に身を置いていてサイト設計の大切さを知っているし、その事を知らない人が多いということを嫌というほど目の当たりにしてきたからだ。

Webサイトは一方通行の広告ではない

Webサイトは「情報を探している人(求めている人)」が居てはじめて成立するが、多くの場合は自身が発露したい情報を掲載して終わりである。それではWorldWideWebである必要性がそもそも無い。制作にあたってはまず念頭に「どういう状況に置かれた人に、情報を伝えたいのか」をまず理解する必要がある。

自分では知りえない検索語

人は様々な言葉で検索する。これは以前、suggest loggerでもアレしたけどGoogleやBingのサジェスト機能を使えば「多くの人」がどんなキーワードで検索しているか、その傾向を知ることができる。自分ではまず入力しないであろう単語を目にすることも少なくはない。ここでは前述のターゲットである「特定の状況下の人」「どういう言葉を選択して検索する」かを予測する必要がある。

目的意識

そして目的。多くの場合は問い合わせであったり、予約であったり、物販になるだろう。しかし「買ってください」と言えば人は「買います」と返してくれるわけではない。「特定の状況下の人」「情報を求めて検索」し偶然にもウェブサイトに辿り着いた結果、「求めていたものと合致」して「買いたい」という行動になるわけです。その過程をすっ飛ばして「買ってください」は成立しない。

目的を達成するために

上記の通り目的は目的だけでは完結せず、必ず過程がある。目的まで導くためにはどういう情報を掲載する必要があり、どういう訴求をすることでスムーズに目的まで対象者を導けるかを検討する必要がある。

と、これでもザックリとした設計だけど、私はウェブサイトをつくりたいって思ってる人にこういうことを理解して知ってほしいと思っている。なぜならこういった設計を経ることで情報は有用になると思うから。だからこそ、実際の制作やCMSとはまったく関係のない「サイト設計書」という機能を入れてみた。

ウェブサイトを制作する時に、できれば常にこういった事を意識してほしいという願いを込めて。
もちろん「別にこんなこと言われなくてもわかっとるわいっ!」って思うかもしれないけど、人間はとてもバカなので目的意識をしっかりといつでもすぐに確認できる場所に置いておくというのは大切なのかなと少し思っています。

あとは私の自己満足オナニー動画を管理画面の至る所に配置したら完成かな。

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