ピクサー作品映画まつり
ピクサーの映画を何の気なしに流してたらピクサー作品映画まつりになった。
2011-12-24 07:46:48
入力時間 / 37:48
作業しながら映画を見たりします。見るというよりは流してるだけなんですけどね。なまじ面白い映画を流していると、いつの間にか食い入る様に鑑賞してたりするので困ったものです。昨日は仕事そっちのけでピクサー映画をほとんど観てしまいました・・・。
咽び泣いたトイ・ストーリー3
皆さん見ましたかトイ・ストーリー3。自分でもびっくりするくらい声を出して泣いてしまいました。もうね。ケンとアンディにガッツリとヤラれましたよ。「アンディー!」と何度も叫びました心の中で。様々なテーマが密接に絡み合って、その中で時間を感じさせてくれるんですよね。観たことが無い人は絶対観るべき。バービーの「権力は脅しではなく、統治されるものの道理同意から生まれるべきよ」という言葉もなかなか秀逸。
トイ・ストーリー1・2
あまりの感動に目を赤くしながら、トイ・ストーリーの1と2を鑑賞。初代トイ・ストーリーは1995年の映画なんですよね。スティーブ・ジョブズの「パソコンの寿命は短いが、ディズニーの白雪姫のような優れた作品は何十年の時を経ても生き続ける」という言葉を思い出しました。今のフルCG映画に比べれば随分とCGの質は落ちるけど、ストーリーや展開は全然色褪せてない。よくできてますよ本当に。
レミーのおいしいレストラン
ピクサー作品の中でも最も好きな映画のひとつ。一番好きなシーンはイーゴの論評のとこ。これはものづくりを生業にしている人なら誰もがグサッと胸に突き刺さるんじゃないでしょうか。「誰もが偉大な芸術家になれるわけではないが、誰が偉大な芸術家になってもおかしくはない」という言葉にまたしても目頭が・・・。どんだけ涙腺ゆるいんだ!グストーの「料理は誰にでも作れるが、偉大な料理は勇気から生まれる。」という言葉も大好き。この作品はピクサーがピクサー自身に自問してるみたい。
ファインディング・ニモ
一番好きなのはペリカンの人です。物語は比較的王道ですが、いろいろと考えさせられる内容でして。まぁ私には子供が居ないのでアレですがマーリンを上司、ニモを部下に見立てて鑑賞しても楽しめるかと。やはりペリカンの人が一番カッコイイです!
モンスターズインク
目玉ひとつだけでよくも感情豊かな表情をつくれるものだと感心。そしてサリーのフカフカ感にたっぷりと癒されます。紆余曲折ありーの、観終わった後にはホッコリした気持ちにさせられるんですよね。ブーとサリーのお別れのシーンではまたしても目頭が・・・。爆笑問題の田中さんは声優としてもやっていけると思います。
WALL・E
これはもうなんと言ってもウォーリーが可愛いの一言に尽きる。人間より人間らしいロボット。ロボットという無機質なオブジェクトで、よくもあれだけの感情を表現できるもんだなと。そしてイヴがカッコイイし可愛い!人間でも動物でもないロボットに生命を吹き込むってのは、本当に大したもんだと思います。amazonでウォーリーのおもちゃを衝動買いしそうになりますよほんとまじで。
Mr.インクレディブル
スーパーヒーローのちょっと悲しい現実的な物語。スーパーヒーローが民事訴訟を起こされるなんてアメリカっぽい話ですよね。善行が善行と受け止められない事の悲しさや難しさなんかも。TPPで話題になっているアメリカの保険制度などの問題もチラッと見えたりします。ケント・M. キースの逆説の10カ条が想起されます。
- 今日、行った良いことは、明日には忘れられる。それでも、良いことをしようじゃないか。
- 何年もかかって築き上げたものは、一夜にして崩れ去るかも知れない。それでも、築こうじゃないか。
- 助けを必要としている人を、本当に助けたら、あなたは攻撃されるかも知れない。それでも、助けようじゃないか。 いろいろと考えさせられますよね。
カールじいさんの空飛ぶ家
以前書いたので割愛。
と、いうことで延々とピクサー映画を堪能してしまいました。あ、バグズ・ライフとカーズ観てないや。
映画をまったり鑑賞するってのもたまにはいいもんですねぇ。そして涙腺が緩くなった事を改めて痛感しました。
ピクサー作品の何がよいか。それは恐らく明確な精神性を感じるとこなのかなと思います。主張したい事にしっかりと芯が通ってる感じって言うんでしょうか。いろんな問題提起をしつつも、観終わった後には心をホッコリさせてくれるそのバランス感覚は本当に秀逸だと思います。
まだ観ていないピクサー作品がある方はぜひ年末年始に観るといいですよ!
追記
道理じゃなくて同意というご指摘をいただいたので修正しますた!
P.1025