Gmailアプリが証明したこと
GoogleのGmailアプリがiPhoneにようやく登場しましたね。
2011-11-19 13:25:42
入力時間 / 07:27
バグ騒動などありましたが、ようやく日本のアプリストアでもインストールできるようになりました。恐らくiPhoneをご利用の多くの方が使っていると思いますが、満を持して登場しただけあってその使い勝手は最高です。
私はWebアプリケーションのようなものを作るにあたって常々思い続けてきたことがあるんです。それは「Webアプリケーションはスタンドアローンアプリケーション(ネイティブアプリ)を超えられない」ということ。クラウドだHTML5だJavascriptだと騒がれている昨今においてもその思いはやはり揺らぐことは無かった。
やはりアプリケーションはネイティブが一番なんですよね。今回のGmailアプリはそれを間違いなく証明した。HTML5でiPhoneに最適化されたGmailですら、今回のこのアプリと比べれば児戯にも等しい出来栄えであることは誰の目にも明らかだ。HTML5はマークアップランゲージであってそれ以上にはやっぱりなれない。
私は将来的にFacebookなどがTweetdeckなどと同様に各OS毎にネイティブアプリをリリースすると予言しましょう。twitterをブラウザで使うよりも、tweetdeckやtwitter.appで使う方が遥かに高機能で便利なんですよね実際。ようはブラウザによって実現できるユーザエクスペリエンスには限界があるということ。それはHTML5時代になっても変わること無く。
恐らくはネイティブアプリからクラウド上のデータをいぢる。という流れが今後の主流になるだろう。それはブラウザの役割が終わるということではなく、適材適所という意味合いで。ブラウザはハブとして残るがWebアプリケーション(クラウドアプリケーション)の主役になる器では無いから。
最高のユーザ体験を提供するためには、やっぱりHTML5は適材ではないですね。
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