和田憲幸のブログ

日本国内のみの話ではないが「スマート携帯＝Android」という図式がすでに成立しつつある。日本の各メーカーから発売されるスマートフォンにはすべてアンドロイドがのっている。これは過去のパソコン業界と同じ臭いを感じる。

パソコン業界でもWindows3.1を皮切りに、搭載されるOSはすべてMS Windowsのみになった。まぁこの辺は日本のOSトロンとアメリカのアレコレみたいないろんな背景もあるのでなんとも言えないけど、兎にも角にも日本というIT国はOSという基軸をすべてアメリカに依存することになった。ちなみに日本政府が国を上げてOSをつくろう！という企画も一時期ありました（笑）かなり後発で予算を使うだけ使って頓挫しましたけどね。

そしてモバイルOSに関しても今まさに同じ歴史を繰り返そうとしている。そりゃAndroidはオープンソース（をうたっている）だからというのもあるのかもしれないが、主要となるテクノロジをアメリカに完全に依存するのはどうなのよ。だからIT後進国になってるという現状があるのに。

サムスンやHTCはHPのWebOS（元はPalm）に興味津々のご様子。HPはWebOSをおそらく見限るだろう。なのでWebOSというまだ未熟だが将来性の高いモバイルOSはサムスンやHTCに売却されるかもしれない。そうなると日本がモバイル市場で太刀打ちできない日が来る公算は極めて高い。サムスンやHTCがWebOSを手に入れてしまったらハードウェアの設計・生産からOS・ソフトウェアの生産・設計までを統合したモバイル市場の第二のアップルになってしまう可能性が高いからだ。

なので私はWebOS買収に日本企業が名乗りを挙げないかなととても期待しているのだが、そういった報せはまだ耳に入ってこない。今買うしかチャンスがないのに！WebOSは不遇が重なってかなり落ち目。しかしWebOSのポテンシャルは間違いなく本物だ。

今買うしかないよ日本！いまこそWebOSを買うべきチャンスだ！！