フリーミアムが嫌い
私はフリーミアムという考え方が好きくない。
2011-08-20 08:58:27
入力時間 / 15:07
というかそもそもフリーミアムというのが好きではない。まぁいまのネット社会を牽引している事は間違いないけれど、フリーミアムという考え方、仕組みが社会の民度に影を落としているように感じるから嫌いなのだ。
無料が当たり前
みたいな風潮がそもそも嫌いなのだ。これは典型的な勘違いではあるが、価値を提供されて対価を払うって当たり前の事じゃないですか。でも数多のフリーミアム系サイトが跋扈するこの社会では、プレミアムにしなくてもフリーでまかり通っちゃうんですよね。そうなると、その価値に対して対価を払うという行為そのものが馬鹿馬鹿しいことのように錯覚する。
顕著な例としてはApp Storeのレビューだ。「これは無料のレベル」「無料でいいだろ」と、開発者の労力をかえりみない心ないレビューが氾濫してますよね。これらの道義的にありえないレビューはフリーミアムという仕組みが「有料」の敷居を押し上げ、「無料が当たり前」という状況を生み出したことにあると私は思うのだ。
無形資産は評価されにくい
これはずっと言われてる事ですが無形資産というのは社会的評価を得にくいと言われてますよね。形があり実体が存在するものと比べて評価しづらい。それはわかる。でも、無形物も有形物と同様にそこに費やした時間や労力が必ず発生している。無形物を評価するというよりは、無形物を生産した人へ敬意を示すと言ったほうがわかりやすいかもしれない。
無料が当たり前になった世の中ってなんか嫌じゃないですか。浅ましくて。
金払えよと。私は思うんですよ。
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