場当たり的なバージョンアップ
Thunderbirdが6になりましたね。もうほんとによしこさんです。
2011-08-17 07:14:10
入力時間 / 14:44
たまんないよねーここんとこのFirefoxとThunderbirdのバージョンアップ。マジで。ついこの間まで3だったのにもう6って。もはやこれメジャーアップデートって言えないよね。ことの始まりはChromeのコンスタントなアップデートにあるわけだけども。
破竹の勢いでシェアを伸ばすChrome。Chromeの良いところは驚くほど早いアップデートと進化にある。まぁ進化しすぎてどんどん重たくなってるという事には今回はつっこまないけど、mozillaがその流れに追随したのは絶対失敗だと思うんだよ!!!って話です。
CVSとかSubversionとかGitがあるようにソフトウェア開発においてバージョン管理って割と重要だったりします。特にアドオンなどの機能拡張をサードパーティが制作する場合は非常に大切になる。以前QuickTextでも書きましたが、バージョンアップすると機能拡張が使えなくなる場合が少なくないからだ。
にもかかわらず、ここんとこのmozillaはスゴイ勢いでバージョンアップしてやがる。年内にバージョン9くらいまで行く予定らしいです。いやいや、ちょっとまてよ!と。それは決して利用者にとってありがたい話なのか?と問いたい。問い詰めたい。小一時間、問い詰めたいのだ。
WindowsやMacOSのように、明らかに「バージョンアップする事の優位性」が認められないような、細かいバージョンアップはもはやバージョンアップと呼べないのではないか。私はmozillaがchromeの尻を追っかけて無理やりに「バージョンアップしたぞ!」って体裁をとってるだけに感じる。
Chromeのずるがしこいところ
ずる賢いというか、賢いというかChromeはバージョンという概念をエンドユーザから隠してしまった。この点は非常に狡猾で賢いやり方だと私は思う。一般利用者にとってバージョンなんて正直どーでもいい話しだから。おまけにChromeは勝手にアップデートしやがる(これを嫌う人も多くいるが)。これはエンドユーザにとってはセキュリティの面からも今後のデファクトになるであろう事に疑いの余地はないだろう。
Mozillaの駄目なところ
転じてMozillaはバージョン情報を前面に出しすぎている。どーでもいいんだバージョン情報なんて。にも関わらずアドオンによって活かされているMozillaのくせに、バージョンアップによって動かなくなるアドオンが多すぎる。アドオンが使えないFirefoxやThunderbirdを誰が使うと言うのだ!!つか、性急なバージョンアップによってアドオン開発者に負担を強いているのは最悪と言うほかない。
いろいろMozillaにも考えるところがあるのかもしれないが、もともとChrome(Google)とMozillaの開発スタンスが違うのに、無理やり合わそうとしても駄目ですよね。機能性の向上やセキュリティ面での対応の早さが改善するのはアリガタイ話だが、それでも都度アドオンが使えなくなるようなバージョンアップを繰り返していたら、そのうち誰も使わなくなっちゃうよ。
と、書いたところでメールフォームのアップデートもそんな感じだなと痛感しております。
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