言葉の不思議
言葉ってどうやって覚えたのか不思議じゃありませんか。
2011-07-23 05:19:52
入力時間 / 06:50
例えば「りんご」という物を「これはりんごです」と言われて覚えるなら話はわかるんですが、「例えば」という言葉はどうやって覚えたんだろうか。というか言葉を覚えるってスゴくないですか?人間って本当にスゴいですよね。脳の構造ってどうなってるんだろう。
言葉にはいろんな意味があって、指し示す価値が明確じゃないものも数多くある。でも気がついたらそれを使ってるってちょっと怖いですよね。文字を覚えるのとは全然わけが違うじゃないですか。「楽しい」とか「悲しい」とかそういう抽象的で感覚的な言葉をどうやっていつ覚えたんだろうか。
そもそもそれらの抽象的で感覚的な言葉は本当に疎通できているのだろうか。私の感じる楽しいという感覚と私以外の感じる楽しいという感覚は本当に同期できているのだろうか。って不思議になりませんか。私はとても不思議です。
私は「言葉」が「不完全で扱いが大変難しいもの」ということをもっと多くの人が知るべきだと思うんだ。どうやって覚えたかわからない言葉に対して絶対的な信頼を置くことはあまりにも危険だと私は思うのよ。言葉って怖いですよね。
情報って突き詰めれば文章とか言葉になるのだけれど、自分がどうやって覚えたかもわからない上に、自分以外の人と本当に疎通できてるかの確証ももてないこの「言葉」という抽象的で曖昧な手段に取って代わる新しい情報伝達手段ができたらおもしろいだろうなと思うなぁ。
ほんと言葉って不思議。人生には不思議がいっぱいだなコンチクショー!
P.883