和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

言葉は難しい

こうしてブログを書くようになって痛感する言葉の難しさ。

2011-07-04 00:33:07
入力時間 / 12:51

限られた言葉の中で情報や意志を伝える事って本当に難しいことなんだなとブログをはじめて痛感します。私の文章力が足りないのはもちろんの事ですが、自分の意識を伝える手段として言葉はあまりに大雑把すぎる。

同じ文章であったとしても読み手によって受け取り方は全然異なるし、与える価値も筆者が望む価値とは必ずしも符号しない。前提として読み手と聞き手が最低限の価値観の均衡を保っていないと伝わらないんですよね。かといって詳細に長々と書いたからといって伝わるかといえばそうでもない。

バカ発見器twitterの混迷っぷりがそれを証明していますよね。言葉というのは本当に不便だなぁ。でも私の職業はその言語を扱う職業なんですよね。情報処理産業って。情報処理とはとどのつまり帰結するのは文章ですから。

そう考えるともっともっと文章が達者にならないとダメだなと思うのです。プログラミングのように言葉の持つ意味が一様ならば話は簡単ですが、人語とはそう簡単なものじゃない。だからこそ言葉は楽しいとも言えますが。

教育水準の高い日本ですら、言葉を用いて相手に何かを伝えることが難しいのであれば、教育水準の低い国ではもっともっと言葉とは難しいものなのかもしれませんね。まぁ日本の読解力はそんなに高くないみたいですけれども。

それでも「言葉を用いて情報を伝達することが難しい」という事を理解できた事は大きな発見です。
言葉は難しいのだから、もっと言葉を大切にしようと思えるきっかけになったからです。

言葉を粗末に扱ってはいけない。言葉は大切に扱わなくてはならない。
多くの情報は言葉を介してしか伝達できない不便な世の中だからこそ、今一度当たり前に存在する言葉という存在を、その意味を再考して然るべき時節を迎えているのではないかなと思うんですよ。

個々人が簡便に情報を発信できるようになった世の中において、言葉は驚くほどぞんざいに扱われています。私はそれが悲しい。もっと言葉を大切に扱っていけるようになりたいなと思っています。

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