他人の欠点は見え易い
転じて自分の欠点は見難い。これは真理と言ってもいいんじゃないか。
2011-02-10 05:07:18
入力時間 / 16:52
他人の欠点とはビックリするほど目に付きやすい。しかし不思議なもので自分の欠点は往々にして目に入らないものだ。それは体臭に似ているかもしれない。私ももう加齢臭がハンパないだろうが、自分では加齢臭にも口臭にもなかなかどうして気づかない。欠点も同様に自分では見えないものだ。
他人の体臭や口臭はすぐにわかるように、制作者や開発者にとっては他人が制作したホームページやプログラムの欠点を看破することなど赤子の手をひねるが如く造作も無いことだ。
私はホームページ無料相談というのをやっている。これは決して営業的な企図では無く、ましてや善意でやってるわけでもない。悪辣極まりない目的だが「他人の粗を探すため」にやっている。だから相談者に対して営業的アプローチをかけたことは一度もない。他人が制作したホームページの欠点とは驚くほどわかりやすい。そしてその解決策も。これが指し示す答えは「出来の悪いサイトを多く見ろ」ということ。とどのつまりが「他人のふり見て我がふり直せ」って事だ。
無料相談では主として「効果がない」「検索でヒットしない」などネガティブな要素に対しての解決策を求めるべく、相談が寄せられる。願ってもない事だ。つまりは欠点を持つホームページをその現状を含めて相談してくれるということは、私にとってそれに類似することをやるなという非常にわかりやすい反面教師になる。
自分で制作している時はどんなに「イイね!」と思っていても第三者から見たときに同様に見えるわけじゃない。自分で見る以上はどうしても主観が入らざるをえないから。であれば他人が作ったものの欠点を理解してそれを自身がやらなければ、自分は成長できるんじゃないかと私は思っている。もちろん自分が作ったものを他人にけなしてもらうのもひとつではあるが。
良いホームページを見ることは勉強になる。
でも悪いホームページを見ることはもっと勉強になると私は思う。
性格が歪んでいて本当にすいません。悪趣味でほんとすいません。
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