和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

テレビゲームが私にもたらしたもの

私はかなりのゲームっ子だったんです。高校生くらいまでは。

2010-11-29 05:57:07
入力時間 / 24:33

サーキットでインテグラを駆る(グランツーリスモ5より)

上の写真どうですか。ちょっとサーキットで愛車のインテグラを走らせてきたものです。嘘です。グランツーリスモ5のワンシーンです。スゴいですよね。ゲームとは思えないこの品質。ゲームはいったいどこまで進化するのやら。と、いうことでGT5とMHP3をやりたいがために10年ぶりくらいにゲーム機なるものを買ってみた。ついでにテレビゲームと私についてのことを述懐させていただこう。

私はかなりのゲームっ子だった。最初に買ってもらったのはファミコン。小学3年生の頃かな?ゲームばっかりやってた。ドラクエ4の発売日及び翌日は仮病使って学校を休むくらいのいきおいでゲームをよくやっていた。そして親にはよく「テレビゲームばっかりやってたらバカになる」と言われたな。親の心配は見事に的中し私はしっかりバカになった。

中学2年生の時、忘れもしない12月1日だ。応募した懸賞が当たりプレイステーションとリッジレーサーが家に届いた。発売日の2日前に。3Dのゲームだ。革新的だった。ファミコンやスーファミ、メガドライブのような平面から3次元に世界が広がり未来を感じた。受験勉強どころではなかった。新聞配達で稼いだ月5万円の給料をすべてゲームに費やした。その頃から将来はゲームデザイナーのようなコンピュータを扱う仕事に就きたいなと考えはじめた。

高校生になってもゲーム熱は収まらなかった。が、私の入った高校は真狩村という僻地にあり寮生活を余儀なくされた。その寮はゲームの持ち込みは禁止。ゲームができず悶々とした日々を送り毎週欠かさずにファミ通を買った。夏休みや冬休みは寝る間を惜しんでゲームをやった。勉強どころではなかった。

そしてコンピュータ系の専門学校に入った。そこからはパソコンにのめり込みテレビゲームからは距離を置くことになる。PS2がでた時もPS3がでた時もスゴイ欲しかった。けど、結局買わなかった。いつの頃からか私はテレビゲームを「時間を浪費する非生産的なもの」と見るようになっていたためだ。実際にテレビゲームにどれだけ時間を費やしても利益には寄与しない。であれば、その分プログラムを書いていたほうが楽しかったから。まぁゲームってそういう事じゃないんでしょうけどね。

しかし、テレビゲームは私の人生に置いて将来の方向性を決定づける契機になったことは事実だ。テレビゲームにあれだけハマッたから今の私がある。馬鹿になっちゃったけど、テレビゲームが好きだったからパソコンにスムーズに入り込めた。私がテレビゲームにハマッていた時代は「テレビゲーム=悪」みたいな論調が多かったが、ゲームが好きでコンピュータ業界に入った人は少なくは無いんじゃないかな。

ということで10年くらいほとんどゲームをやらずに生きてきて、先日PS3とPSPを買ってしまった。昔のようにハマりすぎて仕事が疎かになるんじゃないかという懸念はあったが取り越し苦労だった。やはり歳をとったのか、昔ほどバカみたいにハマれない。それでもちょこっとやる分にはやっぱり面白い。そして昨今のゲームはスゴいね。なんか逆にヘコむな。こんだけスゴいと。

人生は何がキッカケになるかわかりませんね。

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