和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

国民はキツいなぁ

北朝鮮が韓国に向けた砲撃を行ったようだが、当事国の国民もたまらんよな。

2010-11-24 13:41:06
入力時間 / 15:15

巷でよく見かける北朝鮮、中国、韓国への批判。でも実際のところ各国の国民もたまらんよね。今回の一件で各国が北朝鮮へのさらなる圧力・制裁に踏み切ったとしてもダメージを受けるのは結局その国民なわけじゃないですか。餓えで死にそうになってる北朝鮮の国民自体が何か悪い事をしたわけじゃないのに、と思うとなんだかとてもやるせない。

中国に関してもそうだ。中国共産党の独裁がよろしくないのであって国民自体はその敷かれたレールにそってるだけ。かつ、すべての中国人が悪なわけでもないし、私も中国に生まれていたら何の疑問ももたずに日本を批判していたかもしれない。「子供は親を選べない」なんてよく言いますが、考えて見れば「国民は国を選べない」とも言えますよね。もちろん他国に帰化することもできるでしょうけど、決してそれは容易ではない。

で、何が言いたいかというとやっぱり「国を憎んで国民を憎まず」という事なんじゃないかなと。一緒くたにして相手国の国民までを批判するのってよくないですよ。むしろ北朝鮮の国民のみなさんには同情を禁じ得ない。というか本当にキツいとおもう。少なくとも客観的に見る限りでは。

中国もそうだ。日本のように言論の自由がしっかりと保障されているわけでもなく、検閲につぐ検閲。正確な情報も入ってこず、あまつさえインターネットという自由な世界への道も偉大なる壁によって阻まれている。そして日本人がぶったまげるほどの貧富の差。日本や韓国を批判して憂さを晴らしたくなる気持ち、わからいでもない。

日本の指導者たちは決して有能で優れた人たちばかりではないが、こういった事件が起きると日本はやっぱり素晴らしい国だとこういう事を不謹慎だが痛感する。距離的に対岸の火事というわけにもいかない日本だけど、なんとしても戦争だなんて非生産的な愚行に世界が進まないことを願ってやまない。

決して有能な指導者ばかりではないが、北朝鮮や中国のような指導者たちの元に生まれなくてよかった。
日本という国に生まれて本当に本当によかった。

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