忘れるという効率化
人間の脳ってスゴくよくできておりますよね。忘れるって機能はその中でもピカイチのメカニズム。
2010-10-10 22:40:57
入力時間 / 08:03
人間の記憶はとても曖昧で不確かなものですが、人間がまともに生きるためにはその不確かさがとても大切ですよね。中でも「忘れる」という機能は人間が人間として効率的に生きるために必要不可欠な機能と言えます。
人間はマルチタスクではなく基本的にシングルタスクです。作業や事案を並行して行うことはできません。できないというわけじゃないけど、並行して作業を行うと効率は驚くほど劇的に落ちます。そこで必要になる機能が「忘れる」という機能です。完全に忘れるわけじゃないんですよ。特定の作業に入る際、他の事案の事を「一時的に忘れる」ということです。
抱えている案件が増えれば増えるほど、気持ちがいや~な感じになってきますよね。私はなります。ひとつひとつの事案のボリュームはたいしたこと無くても、複数抱えているその感じがスゴク嫌なんですよね。そういう時はもう忘れちゃう。ひとつの事案の事だけ考えて作業できたら効率は劇的にあがるから。
複数の案件が見えていると気持ちばかりが焦ってしまう。気持ちばかりが焦ってしまうと作業効率が本当に落ちるし、なかなか仕事が片付いていかないんですよね。それはまるでものスゴク散らかった部屋のように。どこから片付けて良いかわからなくなっちゃうあの感じ。すごく嫌な感じ。
と、いうことでどうにかこの「忘れる」という機能をプログラムで実現できないものかと今考えております。もちろん完全に失念してしまったらただの欠陥だが、どうにかひとつのタスクに集中できるような管理ツールが無いものか。もしくはそういった情報整理ができないものかをいま模索しております。
コンピューティングはもはや人間の機能の一部分。であるならばもう少し「人間の機能の拡張として」のアプリケーションというものが存在してもいいんじゃないかなって思うんですよね。盆明けから私も気持ちばかりが焦って全然作業が進まない日々を過ごしており、ものスゴク嫌な感じです・・・。
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