老人と鼻歌
散歩が私に日課です。散歩の途中に缶コーヒーを買うのも私の日課なんですが。
2010-09-30 02:40:58
入力時間 / 14:52
今日、いつものように散歩に出かけた。秋晴れの気持ちが良い空。雨上がりのせいか空気がとても澄んでいたような気がする。いつものようにいつもの道を歩き、いつもの自動販売機で缶コーヒーを買おうとすると、そこには珍しく先客がいた。
ジャージを着た白髪の老人は鼻歌まじりに缶コーヒーを買っていた。背後に居る私に気づいた老人は、手早く缶コーヒーを取り、私に会釈して鼻歌を歌いながら去っていった。
その老人のことを私はなにも知らないが、なんとも楽しそうな印象だった。
そうだよな。人生って楽しくないと意味ないよな。と、いまさらながら諭された気がした。
歳をとると辛気臭い話ばかり耳につく。真面目に人生を考えているという向きもあるが、真面目に取り組んでいるだけじゃやっぱツマラナイ。鼻歌交じりでいいじゃないか。もっと構えずに、気楽に生きればいいじゃないか。
気楽に生きることが即ち人生に不真面目なわけじゃない。
どれだけ悩もうが悩むまいが人生の本質はなんら変わらないのだから。
であれば楽しく生きるべきだ。
私の父の座右の銘は「ケ・セラ・セラ」。ようはなるようになる。という事なんですよね。
まぁ私の父の会社はなるようにならなかったわけですが。
結局人生は堂々巡り。悩む時期があり、それから解放される時期があり。繰り返しなんですよね。
別に人生に悩んでいたわけではないけど、老人の鼻歌を聴いてもっと気楽に生きてもいいのかなと感じました。
つか、無職の人間がこれ以上、気楽に生きるのもどうかと思いますがね・・・。
大丈夫ですよ。別に病んでないですよ。
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