知ってる視点・知らない視点
知識って不思議だなぁとつくづく思うのです。知ってる人の見る世界と知らない人の見る世界。
2010-09-15 12:37:47
入力時間 / 08:58
私はなんやかんやで10年くらいこの世界で生きている。するとどうだろう。この世界が素材辞典と具満タンで埋め尽くされている事に気づくわけだ。でも普通の人には絶対にそうは見えない。同じもの、同じ景色を見ていても素材辞典と具満タンで埋め尽くされたように見える私と、普通に見える人との視点にはあまりに大きな隔たりがある。という話。
DTPやWeb系の人はみんなそう思ってるんじゃないだろうか。素材辞典ウザイ、具満タンのあの変なキャラクターウゼェと(笑)それを知ってるだけで見える世界は大きく変る。不思議ですよねぇ。私がこの仕事に携わらなかったらそんなこと絶対気にしなかったのになぁ。ちょっと悔しい。
英語ができる人と私の視点もきっと全然違うんだろうなぁ。英語ができる人はいったい世界がどうやって見えるんだろう。絶対音感の人はいったい世界をどう聴いているんだろう。誰かの世界を覗くことは現時点でできないだろうけど、いつかUSBで誰かの視点を体験できる日がくるんだろうか。可能であれば在命中にそんな技術ができてほしいもんだな。
何かを知ること、何かを得ることって必ずしも素晴らしいことばかりじゃないんだなと思う。知識が無い世界はきっともっともとっと輝いているに違いない。きっと新鮮に違いない。まぁ無いものねだりなんだろうけどね。
ということでYahooの広告の素材辞典率と具満タン率はハンパじゃねぇ!!って言いたかっただけなんですけどね。素材辞典と具満タン、私も使ってます。でも極力使わないようにはしてますよ。それらがこの業界にもたらした功績はとても大きいが、それは功績というより功罪と言ったほうがよいかもしれない。素材辞典と具満タンに充ち満ちた世界。
嫌な世界だなぁ(笑)
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