和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

知識と発想

知識や経験の量と発想の自由度は反比例するよねという話。

2010-08-15 00:48:20
入力時間 / 08:59

齢を重ねていけば自ずと知識や経験が蓄積されていくものです。知識や経験は何ものにも代えがたいが、時としてそれが柔軟で自由な発想を阻害することもあるんじゃないだろうか。

知識・経験の量が多ければ多いほど「やっても無駄なこと」「そうでないこと」が直感的に分類できるようになる。経験則や知識から当然、やっても無駄なことは考えもしない。でも実際にどうだろう。そうやって頭の中だけで無駄と決めつけていいものだろうか。自分の持ってる知識や経験が自由な発想を邪魔してるんじゃないだろうか。

思い起こせば若い頃はもっと自由な発想があった。そしてその自由な発想は上司や先輩たちにケチョンケチョンにされてイラッとしたものだ。だがどうだろう。歳を重ねた私は今まさに同じことをしているのではないだろうか。自由な発想を自分の小さな世界の中の知識と経験で評価しているのではないか。

それってよくないですよね。思考や発想はなにものにも囚われてはいけない。過去の経験上、駄目だった事でも今は駄目じゃないかもしれない。頭ごなしに否定してはいけない。先入観を持たず、真っ白な状態で評価すべきだ。そういう意味では知識や経験って結構邪魔臭い。

若い人達は知識と経験を持たない。だから驚くほど突飛で自由な発想を持っている。
例え歳を重ねたって私もかくありたいものだなと思いました。

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