ECサイトの未来と接客
以前もなんどか書きましたが私は接客業あがりの無職です。電気屋さんの店員やってました。
2010-07-31 05:57:56
入力時間 / 12:19
といってももう10年前の話しですけどね。そうご電器という北海道ではその名も知れた電気店でしたがヨドバシカメラとビックカメラの札幌進出により倒産しましたけどね。ともあれそこで2年ほど販売員をやっていたんです。あれはほんと貴重な経験だった。結構売る方だったんですよ私。ねぇ!山○F長!けっこう売ってましたよねあたし!
で、ECサイトの話。eコマース市場は市場規模の拡大もさることながら技術レベルにおいてもこの業界を牽引するような市場に育ちました。アフィリエイトやリコメンド(又はレコメンド)などがその良い例で、いまではeコマース以外で使われることも珍しくはありません。でも接客業あがりの私としてはまだeコマース市場には足りないものがあるとおもう。
それは”提案”するということ
リコメンドは統計的にその人に合致した商品を提案するわけだがそういう提案とはまた別で。優れた販売員や営業マンはかならず”提案”を持っている。それは商品の組み合わせであったり、商品をつかうライフスタイルやロケーション、年収や嗜好性までを含めた上での提案。むろんコンピュータにそこまでの処理ができるかどうかって話もありますけど、私がECサイトに常々たりねぇな~と思ってる要素はまさにこういった”提案”ができる販売員が不在なこと。それはなにもECサイトに限った話ではないけれど。
ホームページはよく「24時間不眠不休で働き続ける営業マン」なんて例えられるが、実際のところ営業マンではない場合がほとんどで「24時間いつでも見れる看板またはパンフレット」の域をまだ出ていないのではないかなと。それは提案をする上でもっとも大切な要素であるヒアリングが抜けているから。
あと何年後になるかわからないけどECサイトやホームページの在り方はもっと変わると思う。人が存在するWebというか、コミュニケーションをするWebというか。きっとそういう時代がくるんだろうなぁ。まぁアレコレめんどくせーこと考えたら「電話すればいんじゃね?」ってことになっちゃうんですけどね。
まぁでもいまからでもできることもたくさんあるし。なるべくホームページやECサイトを作るときは”提案する”ってことと”ヒアリングできたらヒアリングする”ってことも考えないとダメだよなぁとふと思いました。
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