コンピューティングの未来とiPad
いままさにコンピューティングの新時代が幕を開けようとしている。それはiPadというデバイスから。
2010-05-06 23:59:03
入力時間 / 09:22
コンピューティング(コンピュータの使用・使途)の未来は確実に変わり始めている。今までのようなパソコン主体の時代はそう遠くない未来にその幕を閉じるだろう。真の意味でのユビキタスコンピューティング時代の到来である。コンピューティングのためにパソコンの前に居る必要すら無くなる。「誰もが」「何時でも」「何処でも」コンピューティングできる日が来るのだ。
それはパーソナルコンピュータの滅亡を示すのか?いや、それはない。やはり効率・能率を考えた時にiPadなどのモバイルデバイスで耐えうるはずもない。しかし、パソコン人口の中の8割の人間はiPadで十分なコンピューティングしかしていない事実がある。パソコンは残り2割の人の仕事と娯楽のためのみの存在になるだろう。
以前も書いたが、人間がコンピュータに近づくことは叶わない。しかし、コンピュータが人間に近づくことはそう難しくはない。iPadとはつまりそういう事だ。新しいコンピュータのあり方を世界に示してくれた。本来であればビル・ゲイツがタブレットパソコンでやりたかった事を(あれはあまりに不完全だったが)。
iPad発売以後、人類は特別な教育を受けることなくコンピュータを扱う事ができるようになるだろう。パソコン教室などに通う必要などどこにもない。まるで人間が誰かに教えられる事なく呼吸するようにコンピュータは人間の生活の一部となる。
iPadはきっかけに過ぎない。でも確かにこの世界は変わる。間違いなく。
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