親
親って偉大だなぁと思いますね。私にとって親はやはり神に等しい存在だ。
2010-03-25 03:00:39
入力時間 / 13:40
小さい頃、ほんと小さい頃、私にとって親は神でした。神と同等かもしくはそれ以上の存在。絶対的な存在でしたね。だから親には敬語だったような気がする。今でもあんまり言葉は崩さない。中学生くらいまではやっぱり完全に神でしたから親は。
そんな神に等しい存在の親が非道徳的な行動や発言をしたりするとやはり傷ついた記憶がある。え~!みたいな。勝手に信仰して勝手に裏切られた感というのか。子供の中で勝手に思い描いていた絶対的な親のイメージが覆されるというか。そう、結局親も自分と同様に人間なのだ。
親には親の人生がある。それは例え実の子供と言えど不可侵だと私は思う。親は確かに親で、養育の義務があるとは言え、親は親の人生を謳歌する権利も持っていると私は思うんですね。そう思った時、親は神から人間になった。それでもその意識の変化が親への尊敬の念を損なうものではありませんでしたが。
親といえどやはり人間なんですよね。たまに親と仲違いしている人の話を聞くと耳を疑ってしまう。生命を貰い受けて、庇護の下で育てられた者が親を非難する権利なんて無いんじゃないかなと。それでもやはり家庭毎に様々な価値観が交錯し、千差万別の親が居ることを踏まえれば無理からぬことかもしれませんが。
とにもかくにもやはり親は偉大。だから昨今の「親と子供が友達感覚」がにわかには信じがたい。親と子供が友達て!!ありえなくねぇ!?友達みたいに話せる親ってどんなんよ。少なくとも私にとっての親とはそんな存在では無かった。あまり多くの会話をした記憶は無いが、それでもやはり親から多くの価値観を頂いた実感はある。
もし私が親となるのであれば、私も父や母と同様に絶対的な親になりたい。辛さや弱さをなるべく見せずに父や母のように自分の生き方を貫き、それを子に見せられるような親になりたい。
言葉は無くとも、やはり親の背を見て子は育つものなんですね。
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