名刺
名刺って軽視されがちですがすごい大切なツールだと思っているんですよね。
2010-03-17 04:42:36
入力時間 / 16:14
電気屋時代、先輩に「名刺はサラリーマンにとっての剣だ」と教えられた記憶があります。接客業をやっていた頃は接客したお客さんには必ず名刺を渡すんですね。名刺を渡した多くのお客さんはその名刺を携えて買いにきてくれることが実際多いんです。もちろん営業成績のためという側面もありますが、過去に接客したトーク内容やお客様の要件・要望を2度手間にならないよう、最初から最後まで責任を持って担当するという意味合いの方が強いのです。だから名刺といえどその役割と責任は重いと私は思っています。
いまなら名刺なんて印刷会社に頼んでも安価に作成できますが、私は名刺にやっぱりこだわりたい。それは名刺が「ただ名前と住所の書いた紙」ではないと思っているためです。名刺はちゃんとした営業ツールであり、証明書のようなもんだと思うんですよね。
たった9cm×5cm×両面の90平方センチメートルの中に自己表現のすべてと、自分の思いの丈をぶつけなくてはならない。無限小に限定的であり、しかしながらその表現力は無限大。名刺と一口に言ってもものすごく奥が深いですよね。なので私は何種類かの名刺を持っています。渡すお客さんや渡すロケーションによって名刺を使い分けたりもしています。名刺もWebと同様で、渡す相手がいてはじめて成り立つ表現の一手法ですからね。
名刺を使う場合、お客さまに直接渡しますよね。であれば、渡した後、その名刺を介してトークが膨らむ要素があるといいなと私はいつも思っています。だから片面の名刺は絶対に作りません。ぜひ次回名刺を渡すとき、渡した相手がその名刺をどう扱うかを観察して頂きたいのですが、9割以上の人は名刺の裏を必ずチラ見します。だから、名刺の裏に「馬鹿が見る~」と書いてもお面白いかもしれませんね。
で、今回は自分の名刺の中にババを用意してみました。左上のやつですね。はい。和田憲幸特製ブロマイドになってます。完全にババですね。渡すこっちとしてもババです。誰も得しない・・・。でも、ババをひいたお客さんとのトークは想定できます。トークが想定できるってことは営業マンにとってすごいメリットなんですよね。自分から渡したくなるような名刺。相手が欲しくなるような名刺。和田憲幸特製ブロマイド名刺は渡したくもないし受け取りたくもないと思いますが、笑いのネタにはなるかなと。
※運悪く受け取られた方にはなんだか申し訳ないですが。
たかだか名刺ひとつですが、アレコレ考えて作るとやっぱり面白いですよね。
ぜひ次回名刺を作るときは渡す相手のこと、渡すシチュエーションを加味して作ってみてはいかがでしょうか。
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