和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

意地はんな

一度振り上げた拳は容易におろすことできませんけどね。

2010-01-31 03:08:11
入力時間 / 09:26

いまモンスターペアレントの記事を見てて思ったんですが、イザコザの原因って些細な事なんですよね実際。でも一度拳を振り上げてしまうと、なかなか下ろせない。まぁ最初から拳なんざ振り上げなけりゃいい話なんですが、そこはほら動物だから。でも、振り上げた拳をだれもが周囲を気にせず下ろす勇気を持てばこの世界すこしは平和になるのかなと。

イザコザだけじゃなくギャンブルだって経営だって。「ここまできたらもう行くしかない」という状態ってありますよね。でもそれって実は泥沼なんですけど。当事者にはなかなかそれが理解できなかったり。周囲から見てたら目も当てられない。結局は意地なんでしょうね。悪い意味の。もちろんその意地が結果として良い結果を招くこともあるだろうから全てが悪いわけじゃないと思いますけど。退く勇気って大切なんじゃないかな。

で、モンスターペアレントのお話に戻りますが

子供に対する運動指導中に起きた問題で、学校側の対応の悪さを指摘。
当初は校長に通信費名目で現金1000円の支払いを求めたが、要求はエスカレートし、
最後は「迷惑料」として現金10万円を求めた。校長が拒否すると、親は給食費不払いを宣言した。

というもの。これなんてただ自分でブレーキできなくなっただけですよね。一度激昂して怒鳴りつけたあと素直に「ごめん」とは言えないもんです。人間ってほんと不器用だなぁ。ではなぜ素直になれないか。それは周囲や体面を気にしているから。たとえどんなにいがみ合ってる相手とだって二人きりになれば案外、腹割って話せるもんですものね。

そう考えると「意地」ってのは諸悪の根源ですな。いまの不況の中、ワンマン社長の「エゴ」「意地」で潰れてく会社がどれだけあることか。ちょっとだけ冷静になって、体面を気にせずにその意地を抑えられたら楽になれるのにね。

どんなことでもそうですが意地をはるのもほどほどがいいですよね。
まぁ最初から拳を振り上げないのが一番なんですけどね。

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