結婚
結婚というシステムについて考察してみる。
2009-10-13 19:34:40
入力時間 / 11:11
結婚とは言葉であり一種のシステムである。それ自体に特別な価値や意味は持たない。巷で婚活だなんだと騒がれているが安売りバーゲンセールに群がる貧乏人みたいで気持ちが悪い。
結婚を特別なものと認識している人が多い気がするが、結婚とはひとつの法律でありシステムであってそれ以上でもそれ以下でも無い。別に結婚しなくてもその関係の本質が損なわれる事は無いだろう。こう考えると人間はつくづく形骸に翻弄される生き物である。
大好き人と結婚したいと考えているならそれはやめたほうがいい。前述の通り結婚とは社会におけるシステムのひとつ。決して好きな人や愛している人との繋がりを深めるものでは在り得ない。人間関係とはそういったシステムの外側にある。結婚というシステムで同じ枠組みの中に納まったからと言って得をすることなど無いだろう。
もし万が一にでも私が結婚をするとしたら相手として選ぶべきは自分の人生をより合理的に、そして豊かにしてくれる人間だろう。自身の好き・嫌いという曖昧な感情で結婚相手を選ぶなど馬鹿げている。結婚とはある意味M&AやTOBによく似ている。互いの価値をより高めたり、または互いの価値をより引き出してくれるためのシステム。
吊橋効果やストックホルム症候群などからもわかるとおり、人が人を好きになる感覚は非常にファジーでいい加減なものだ。それに頼って結婚しようなんて輩が多いから恐らくは離婚率も高いんでしょうね。何を求めて結婚するのか自分自身もわかっていないんでしょう。それだけ馬鹿が多いということですか。
結婚とはシステムだ。ロマンチックなものでも官能的なものでも、ましてや特別なものでも無い。
「結婚」というありもしない言葉に振り回されている人間の気が知れんね。
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