和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

簡単にクビを切れ

リストラだ派遣切りだと騒がれていますがそれって悪いこと?

2009-10-07 20:33:30
入力時間 / 14:11

私の父は事業をやっていまして。といっても倒産しちゃいましたけどね父さんの会社。バブル後にはじめた事業だった事と、事業が重機(建機など)の運送という内容だったこともあり、北海道の開発事業凍結の煽りをモロにいいタイミングで食らったことによるダメージも大きかったとか。その他にも父は人が良すぎたようだ。

ようは人を切れなかった。例えば運送会社でよくあるのが事故。物損事故や時には人身事故もあったようで、そういった回避できる出費が無ければもう少し長くできたかもねという話です。ようは社員に決して恵まれている方では無かったってことですね。それでもミスを犯した社員を父は雇用し続けました。それを人情に溢れる人だと捉えるか愚かと捉えるかという話です。

そういう父を見てきたせいか、私は無能な人間は率先して切るべきだという考えが根付いています。使えない人間は居てもらわなくて結構。大不況の寒空の下に放り出して然るべきだ。なぜなら企業は慈善事業でもボランティアでも無いから。社に害なすまたは利益を生まない人間を雇用し続ける事に意味なんて無い。決して道楽でやってるわけではあるまい。

父は「家庭を持つ社員のクビは簡単に切れるものでは無い」と言うがそれは違うと思う。「家庭を持つ人間は家庭のために精一杯努力すべき」であって「企業が社員の家庭を守る」ものでは無い。もちろん無能な人間は努力しようがしまいが無能な事に変わりは無い。そういう人間を雇用すること自体が罪だ。無能な人間を甘やかしてはいけない。座して死ぬなら死んでしまえ。

また亀井さんの話になりますが「安易にリストラ、派遣切りをする事が罪」と言うが企業はリストラする人間以上の社員を背負っている。温情で留保した結果、経営自体が傾けばまさに本末転倒。より多くの人間を犠牲にするという事になぜ気付かないアムロッ!!亀井静香に叡智を授けてみせろっ!!

私は「事業」「信念」だと捉えている。その信念は決して揺らぐことなく、ただ貫くための信念。それが事業というものではないか。ただ金儲けのためでも、社員の家庭を守るためのものでもなく、起業した人間が貫こうとする信念を体現するためのプロセスが事業だと思う。そういう意味ではその信念を貫くために社員の家族が路頭に彷徨おうが、クビを吊ろうが知ったことではない。ただ、その信念を貫くこと。それを最も大切にしなくちゃいけない。

イジメ問題でも派遣切り問題でもそうだが、弱者を擁護することに意味なんて無いんだ。弱者は弱者たる自身を脱却するために努力を積まなくてはならない。努力を積んでいない人間がリストラされようがどうしようが同情に値しない。事実、努力を積んでいる人間が生き残っていく社会なのだから。そこを偽善的に誤魔化しちゃいけない。

クビを切られたら会社を非難するのではなく、気付くべきだ。自身には努力が足りなかったと。

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