和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(44歳)のブログです。

独り

人間はだれもが孤独で他者とは永遠に繋がる事はできない。という話。

2009-09-18 05:01:20
入力時間 / 14:38

もし貴方が誰かと心が通っていると感じているのであればそれは間違いなく幻想である。人は、いや生命は生まれながらに孤独であり、永遠に他者と交わることはできない。それでも生命は他者との交わりに憧れる。

私は独りでいる事が嫌いではない。というよりは好き。もちろん押しつぶされそうなまでに孤独を感じることはあるが、だからといって誰かと馴れ合いのなかでそれを紛らわせたいとは思わない。人付き合いは嫌いではないが、とかく面倒なものである。

人は誰しも社会の枠の中で生きているわけで、私も例外ではない。が、世間一般で言われるように他者との繋がりに重点を置くつもりは毛頭ない。巷では婚活だなんだと騒がれているが、結婚したその先にはいったい何があると言うのだろうか。私ももう30歳。周囲から結婚だなんだと言われることも少なくはないが。

人と思いを通わせる事はできない。それは当たり前の話だ。自身と他者の間には越えられない壁があるから。自分の意識は自分の外に出ることはできないから。もちろん相手を理解した”つもり”にはなれるだろう。相手も理解した”つもり”になってくれるかもしれない。でもそれは本当の理解ではなくあくまで予測・推測の域をでない。つまりはあくまで理想であって幻想である。

私は人付き合いの中でその手の一喜一憂が面倒だなと感じる。伝わらない言葉の交換。そのやり取りがあまりにも虚しく、煩わしい。所詮、完全な相互理解など到底不可能なのに、それに対して労力や情熱を費やすのは無駄だである。そもそも相手に何かを理解してもらおうなどと考えること自体が間違っているのか。

恋だ愛だと不毛な事に情熱を注ぐのであれば、死ぬまでの短い生涯、自分とじっくり対話していくのも一つの幸せの形だと思う。周囲から見れば寂しい人間に見えるかもしれない。それでもいい。悪くない。

人は生まれながらにして誰もが孤独。それを誤魔化すやつは生涯地を這う(本日3回目)。
孤独でいいじゃないか。寂しくていいじゃないか。人間だもの(みつを)。

孤独を知ること。これは今の社会にとってとても大切な事。携帯だWebだと”繋がり”ばかりが増えてはいるが、その実なにひとつ繋がってはない。そのことをよく知るべきだ。人は孤独なのだと。誰とも繋がったりはできないのだと。せいぜい繋がるといえばセックスくらいのものなのだと(物理的)。
※脱線しますけどマンコにチンコが入るってすごいよくできてますよね!

部屋のすみっこで体育座りしているのが嫌いではない。
孤独や寂しさを受け入れる事ができれば人はもっともっと自由になれる。

私は生涯を掛けて独りで、そして孤独に生きていければ本望だな(今現在)。

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