安易に外注するな馬鹿っ!
外注とは非常に難しいものです。安易に外注してはいけませんよ。
2009-09-14 15:14:56
入力時間 / 09:35
私の元にはいろんな依頼が入ってきます。そう外注の依頼です。私に外注したいという方から多くのメールや電話を頂いております。が、いまひとつ考えていただきたいのは「本当に外注してよいのか」ということ。
外注は非常に便利です。お金を払えば作業なりなんなり自分の手を煩わせる事無くやってくれるから。ただデメリットも少なくありません。ということで企業が陥りがちな外注の落とし穴を書こうと筆を取った次第です。
外注はホントに楽なんですね。特に自社内に技術者がいない場合はほぼ生命線と言っても過言ではありませんが、外注は基本的に掛け捨て保険と同様、会社になにも残らないというのが致命的な欠点です。技術も知識も外注に出す事によって何も自社に残らないのです。
もちろん事案にもよりますが自社内でやる事のほうが価値を持つケースというのは少なくありません。自社で技術なりノウハウなりを築くということは、単純に外注で外にお金を出す以上に価値があると言う事なんです。ようは技術・知識・ノウハウなんて類のものは無形資産といって企業にとって非常に大切な資産だってこと。
お金や土地などの有形資産はいくらでも代えがききますが、無形資産は非常に得がたく、また大切なものだと言う事をまず憶えておきましょう。外注に出す事案にも当然よりますが、それを自社内で完結できれば当然自社の価値は高まります。もちろんそれに携わった社員の価値も高まるという事です。社員の質の向上、スキルアップにも役立つと言う事ですね。
ということで、安易に外注に出してはいけないのです。また、社員も安易に外部の企業に頼らず、自分で解決しようとすることによって「企業にいながら自分のスキルを上げる」という夢のような環境を構築できるのです。独立すればわかる話ですが、勉強や学習に費やす時間はどんどん減っていきます。給料取りの間にしっかり技術やスキルを底上げする事は非常に合理的なやり方。
なので、自分のキャパシティを多少超えようとも、それ以上の見返りが望めるのであれば外注など使わずにどんどんチャレンジして頂きたい。技術・知識・スキルはすぐにお金になります。問題はそれをどこで身に着けるかという事。給料を貰いながらスキルを上げれるなんてうらやましい!
と、脱線しましたが外注に出す際は安易に出してはいけません。必ずブレストなりミーティングをしっかり開いて、必要最小限のみ外注し、社内でできることは社内でやりましょう。もっともその線引きはちょっぴり難しいんですけどね。
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