Googleブック検索問題と保守的なアレ
今更ですがGoogleブック検索、問題になってるみたいですね。
2009-09-12 22:04:02
入力時間 / 11:55
私はGoogleブック検索いいとおもうんだけどな。というより消費者や著者の立場からすればありがたい話ですよね。まぁ一番嫌なのは出版社や小売業でしょうね。PSP goも一部小売店から反発の声が上がっているようですが、オンライン流通は非常に合理的な考え方に基づく答えです。それに反論する人たちはなぜ反論するのでしょうか。
AppleがiTunes Music Storeを立ち上げた時、誰がアメリカ音楽小売業でNo1までこんなに早く駆け上がると予想したでしょうか。実際、デジタルミュージック市場は肥大し、合法ダウンロードが違法ダウンロードを駆逐せんばかりの勢いにまでなりました。もちろんDRMなどを巡って紆余曲折はあったものの。
GoogleやAmazon、SONYがやりたいことはiTunes Music Storeの書籍版です。誰もが、手軽に、いつでも、安く書籍を閲覧できる仕組みをGoogleはGoogleブック検索で実現しようとしているわけです。誰がそれを阻害する権利を持っているだろうか。
反対している輩はもちろんのこと今まであぐらをかいていた人たちです。利権を守ろうと必死なわけだ。もちろん出版社側の気持ちもわかる。だってこのままじゃ食えなくなるんだから。でもどうだろう。我々、人類の祖先が海から陸へ上がろうとしたとき「陸に上がるなんて馬鹿げてる」と言った人たちがきっと魚やクジラになったんじゃないのか。そう。進化を妨げる必要がどこにある?いや、妨げているのではなく取り残されているのだろう。
なんだかんだで弱肉強食のこの世界。あぐらをかいたらやっぱりダメ。時代の先を見ないといつ何時、今回の出版社のように淘汰の波にさらわれるかわからないから。常に時代を見据えて物事を考えていないといけませんよって良い見本ですよね。出版社こそ、せっかくインフラがあるんだからもっと早めに電子書籍市場に攻めればよかったのに、おまえらがやらないからGoogleやAmazonがやってるということになぜ気づかないのだ。
進化がすべてじゃないし、新しいものがすべてじゃない。そんなのわかりきった事だが、未来を見ない人間には当然未来は無いよ。いつまでも「今のまま」が続く事はない。普遍的な社会などありえないのだ。そんなこと誰でも知ってるしわかってること。昨日、今日やってることをそつなく明日もやってればいいわけじゃない。常に向上心を持って取り組まねばならないんだよこの野郎!
ということで保守的な人間たちはいつでも前衛的で先進的な人間たちの足をひっぱるものです。時代の流れを読めない人たちにはどこかで気づいてもらいたいものですね。時間には流れがあるということを。
P.351