シンプルを許さない世界
きっと誰もがシンプルに生きる事を望んでいるのに。とかくシンプルに生きづらいものだ。
2009-08-25 19:00:26
入力時間 / 10:50
FINAL FANTASY XIIIのトレーラー見ました?もう30歳のオッサンには全く理解できない領域ですねここまでくると…。最近では映画なんかもシンプルな映画以外脳が受け付けません。設定が複雑な映画はちょっと…。娯楽のはずがストレスになっちゃいますからね。
なんででしょうねぇ。きっと誰もがシンプルに生きる事を望んでいると思います。少なくとも私はそれを望んでいます。単純明快で理解しやすく。わかりやすく。シンプルに生きたいし、またシンプルに振舞いたい。でも世界はきっとそれを許してはくれない。より複雑でわかりづらい社会へ移り変わっているように感じる。FINAL FANTASYみたいにね。
政治だってそう。法律だって。Webだって。なんだって私みたいな馬鹿からしたら複雑すぎるのだ。もっと○と×で表せるくらい簡潔だったらどんなにいいだろうなって思う。なぜ世界はシンプルを許してくれないのだろうか。
私は思う。シンプルは勇気だと。シンプルに振舞う事は勇気がいる。だから周囲にゴテゴテいろんなものが付加されて結局シンプルから遠ざかってしまうのではないだろうか。質実剛健に。愚直に。きっとそういう時代がいつか来るだろう。きっと世界もそうなる事を望んでいるだろうから。
現代のこの煩雑でわかりづらい世界はその理想に近づくためのひとつのプロセスに過ぎない。しょうがない事なんでしょうねきっと。システム開発もそうだ。システムはシンプルな設計が望ましいがクライアントは決してそれを許してはくれない。ロジカルなシステムがイレギュラーに対して柔軟に対応するという趣旨がそもそも間違っているのだ。オペレーションを最適化してイレギュラーの発生を抑える事がよほど大切なのにね。
FINAL FANTASYはIIIが一番良かったなシンプルで。わかりやすくて。せっかくの娯楽なんだから娯楽の世界くらい勧善懲悪にして頂きたいものである。
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