和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

メールフォームについて語る

たかがメールフォーム。されどメールフォームといい続けてはや5年。

2009-07-19 02:36:09
入力時間 / 21:01

メールフォームをWeb上に公開したのはいつの日だっただろうか。前サイトをあわせると5年くらいになるんじゃないだろうか。自分が公開してるからというのもあるんですけど、私はメールフォームに対してちょっとした思い入れとこだわりがありまして。

たかがメールフォーム。されどメールフォーム。

メールフォームってどうも軽んじられてる気がするのは私だけでしょうか。「付いていればOK」的な扱いが多いように感じます。私はサポの相談や設置を含めると膨大な数のメールフォームを見てきていますが、本当に優れたインターフェースのメールフォームというのはごくごく稀です。たまに「よくぞここまでやってくれたっ!」と思えるほど作り込んでくれてるのを見かけると非常にうれしいものです。そう。かなり軽視されている。動けばOKではないんだメールフォームは。

多くの可能性を秘めた大切な要素のひとつ

私自身が多くの仕事をWebから頂いているので、余計にそう感じるのかもしれないがメールフォームには多くの可能性がつまっている。時には数百万の仕事に繋がる場合もあるのだ。それがどうだろう。うまく動作しなかったり、きっちりメールが送られなかったり。または入力項目が多すぎて送る気にならない場合もある。それは大きな機会ロスであり純粋な損失なんだ。

メールフォーム五か条

もう和田は日本一のメールフォーマー(仮)と言っても過言ではない。
そんな和田が提唱するメールフォーム五か条をどうぞご覧ください。
一つ、電話番号・営業時間は必ず併記する。
一つ、フォームの役割・使途を明確にし送信者に疑問を持たせない。
一つ、項目は多くしすぎず簡潔にする。
一つ、商売っ気は極力抑える。
一つ、メールフォームはきっかけ作りと認識する。
以上

電話番号・営業時間は必ず併記する。

私のサイトは電話番号をあまり目立つ場所に記載してませんが、それでも電話はけっこうきます。なぜなら電話のほうが手っ取り早いから。私もそれはそう思う。入力が遅い人ならなおのこと。だから夜間や休日以外は電話の方が楽ですよね。そういう人のためにも必ず電話番号や営業時間は併記すべき。

フォームの役割・使途を明確にし送信者に疑問を持たせない。

フォーム自体が漠然としている場合、ここから送っていいのか心配になるようなフォームが多々ある。可能な限り、使途毎にフォームを設置して項目を熟考し、フォーム毎の役割分担を明確にすることで回答に対する作業時間も短縮できるし、送信者が疑問を持たずに送信できるようになる。

項目は多くしすぎず簡潔にする。

これは非常によくみかけます。必須項目がやたらと多かったり、項目の数が半端じゃなかったり。入力者の労力を無視した横暴なフォームは避けよう。入力時間が長くなればなるほどドロップ率が飛躍的に上がります。だから安易に項目数を増やさず、必要最低限を回答させる。また、オマケ項目はnoneで隠しておくともっとGOODですね。

商売っ気は極力抑える。

たまにフォームで商売っ気全開のフォームを見かけます。もちろん商売なんだから仕方ないんですけど、あまり「売りたい」という気持ちが前面に出すぎていると閲覧者側は確実に引きます。あまり商売っ気を全開にせず、「気軽に問い合わせ」できるという安心感を与える事はきっかけ作りとして非常に大切です。

メールフォームはきっかけ作りと認識する。

これは一番大切かも。インターネットは顔が見えない世界です。相対せずにビジネスがはじまる事はどんな人でも不安なんです。だからこそメールフォームはあくまでとっかかりで、そこからビジネスに繋げていくわけです。私のサイトでも相談から実際の仕事に繋がるケースがかなり多いです。まぁこういう業種ですからね。相手のポテンシャルもスキルもわからないのに、いきなり発注にはなりません。メールのやりとりや電話のやりとりの中で人間関係を築く必要もあるんです。だからメールフォームに全てを求めてはいけません。

ということで、今回は和田の得意分野でもありませんがメールフォームについて語ってみました。
この世の中に少しでも最良のメールフォームが生まれますように。

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