エロDVDとWEBデザイン
先日、DMMからエロDVDをネットで借りてみたわけですが。
2009-07-08 18:28:19
入力時間 / 21:07
DMMといえば有名ですよね!?AV女優の名前で検索したらほぼ確実に上位に表示されるので男性諸君は目にする機会も多いんじゃないでしょうか。そのDMMではネットからDVDをレンタルできるんです。ということで先日、DVDのレンタル申し込みをしたところ、思いっきり「DMM」と書かれたビニール封筒に入れられて佐川急便さんに手渡しされましたね…。佐川急便のお兄ちゃんもきっと「うわこいつエロDVDネットから借りてるよ・・・」と思った事でしょう・・・。もうちょっと気を使えよDMMっ!!
ということで、ズボンを下ろしいざゆかん!!とDVDを閲覧したところ・・・・。
パ、パッケージではかわいかったのにぃいぃ!!!!!1
ってこと男性の皆様なら必ず1度は経験したことあるんじゃないでしょうか。ちなみに女のプリクラに騙されるケースも少なくないのではないでしょうかね。女の写真写りって詐欺というより誇大広告に近いものがありますよね。いまの時代ではPhotoShopという魔法のツールもあるせいで、限りなく虚偽に近いレベルまで品質を上げた写真が溢れているわけです。
エロDVDとWebデザイン
で、本題に入るわけですが私がWebの仕事に虚しさを感じるひとつの要素としてWebサイトと実態はイコールではない場合が多いって事なんです。すごい昔の話ですがあまり美味しくない飲食店のホームページを作る機会があったんですが、正直作りたくなかった。自分が薦められないものを金のために「美味しいです!」とは書きたくないですよね。でもそれが商業なんですよね。エロDVDのパッケージと同じで、Webデザインも実態の如何にかかわらず存在している例が少なくない。というよりそっちの方が多い。それが今のWeb業界に対して感じる疑問のひとつです。
マーケティング主体で実態の無い商材たち
Web2.0だロングテールだと言われてもう何年も経ちますが、実際今のWebは虚飾まみれですよね。広告広告広告。宣伝宣伝宣伝。胡散臭い企業でもそれなりの見てくれのWebサイトを持っているし、まずい飲食店でも美味しそうなWebサイトを持ってる。それって虚偽広告とか誇大広告とも取れるのではないかなと。というか本末転倒なんじゃないかなと。
まず本業をしっかりさせるのが先決だろっ!
と、クライアントさんには言う事が多いんですがWebはあくまでWeb。それ以上でもなければそれ以下でもないんです。本業がイマイチの企業がWebに頼ったところでどうにもならんのです。まずい料理出してる店にWebから集客できたところで一過性の集客にしか成り得ないんです。地に足を付けろコノヤロー!と言いたいわけです。
諸悪の根源は制作会社にあり
まぁそこらへんの諸悪の根源は制作会社にあるんですけどね。欺瞞や虚飾に満ちた世界を築いているのは制作会社に他ならない。まずい飲食店のサイトなんぞ作るなっ!うそくせー企業のサイトなんぞ作るなっ!と言いたい。でも私も過去に多くのウソクセーサイトやまずい飲食店のサイトを作っているので偉そうには言えませんが。
Web制作は落ちてる金を拾うようなもの
Web制作などは落ちてる金を拾うようなもんです。だって仕入れもなんも無いし、自分の労働力だけで済むわけですからリスクも無くほんと楽な稼業なんですよWeb制作やプログラム開発って。請けるか請けないかはほんとに落ちてる金を拾うか拾わないかとそう変わりは無い。でもやっぱり時には拾っちゃいけないお金もあるんですよね。そこは理念だったり信念だったりするとこだと思うのですが。
ということでエロDVDのパッケージからえらい飛躍してしまいましたが、エロDVDのパッケージにはいつも騙されてばかり・・・。そんな世の中だからこそバイラルやインフルエンサーが主体になってソーシャルメディアが台頭するんでしょうね。現在の虚飾に満ちたWeb業界はそう長く続かないでしょう。
ということでWebの世界が真実で満ちる日を待ちわびております。
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