和田憲幸のブログ

札幌市白石区在住、個人事業のWebエンジニア 和田憲幸(45歳)のブログです。

藻岩山登山(旭山記念公園コース)

札幌の藻岩山という山を登ってきました。旭山記念公園からの登山道を通って登ったのですが…

2009-06-15 13:37:09
入力時間 / 14:29

藻岩山:鬱蒼と木々が茂る山道
藻岩山:普通に崖があります。
藻岩山:札幌の街並みが霞んで見えるぜ・・・
藻岩山:霧で煙ってますが霞んでいるのが山頂です・・・。道のりは遠いぜ・・・。

かなり舐めてましたね。登山を。こうみえても私は高校生の時に羊蹄山(蝦夷富士)に3~4回登った事があったので「藻岩山なんてハイキングコースでしょ」と思っていたわけですが、やはり歳には勝てないのか・・・身も心もボロボロになりました。

とは言え500mくらいの山なので行程距離は3.6km程度。まぁ普通に歩いていれば90分で登頂できるわりと気軽に登れる山でした。皮靴で行ったのと、当日雨で道がグズグズだったのもあってそれなりに命がけで楽しめました。札幌にお住まいの方はぜひ休日に登ってみてください。非常にすがすがしいよい体験ができますよ。

私は登山にはちょっとした思い入れがありまして。登山は人生や経営ととても似ていると思うのです。高校生の頃、登った羊蹄山。あの時はホントしんどかった。頂上まで登らずに何度脱落しようと思ったことかわかりません。猛暑の中、4~5時間かけて山を登るわけです。狂気の沙汰としか思えません。しかもそれは学校行事でした。

つらい思いをして、がんばってがんばって、頂上まで登るとどうでしょう。その辛さも苦しさもすべてを吹き飛ばす爽快感と充実感が待ち受けているわけです。「何かを成し遂げた」充足感たるやきっと山に登った人にしか理解しえないんだろうなと思います。だからエベレストなどに命を賭して挑む人たちの気持ちはとてもよくわかります。

そういう意味では登山はやはり人生に似ている。辛さ、苦しみ、それらを乗り越えた時のよろこび。途中であきらめてしまっては到底得難いすべてが山頂にはあるんです。もちろん、今回の登山ではあいにく山頂は濃霧。絶景を見るにはいたりませんでしたが、それもまた人生。労働や努力がすべて報われるわけではありません。

それでも登頂した時の快感はその行為、そのものへの充足の証であって景色はオマケとして付いてくるものです。登るという意思、登るという過程、登ったという充足そのものが登山の本質であり、醍醐味なんですからね。

と、いうことで藻岩山でもうすこし身体を馴らしてからとりあえずは羊蹄山に登りたいと思います。

登山未経験の方はぜひ登山をはじめてみてはどうでしょうか。

P.284